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2002年07月11日(木)
■衰えぬ Klez/英語の前に日本語は?■

 本日、京都では珍しく、爽やかな夏日。


 日頃よく訪れる ZDNN で、Klez ウィルス関連の記事がまた増えてきた。例えば、こんなニュースとか。このウィルス、偽造アドレスのテクニックがあるので、送信者が特定できないのがツライ。となると、最終的には、個人の自己防衛にかかってくるのだが、それが分からず、ウィルス定義の更新をしていないヤツがやはり存在するようだ。先日も、実家に5・6通のウィルスメールが来たみたいだし。


 そんなユーザーが多いせいか、ISP が独自にウィルスチェックをしてくれるようになったが、それでも不十分。受信したものはチェックするが、送信したものはチェックしていないからだ。送信メールをチェックできれば、Klez なんぞすぐ消えるだろうに。儲けを考慮してるからやらないのかどうかは知らないが、無理な話ではないだろうし、是非とも導入してもらいたいもんである。でも、やっぱ、その前に、自分自身で何とかせにゃいかんとは思いますが。(参考記事はこちら


□■□


 読売新聞の Web ニュースに、こんな記事が。「英語が使える日本人の育成のための戦略構想」なんてものをまとめちゃったそうで。英会話の授業を増やすだとか、中学卒業までに英検3級レヴェルにするだとか、実に立派な目標が掲げられている。「よっ、お役所仕事!」と冷やかしてやりたくなる。


 上の方々は、筆者のような庶民であり、かつ、英語に関してド素人(だった(今でも素人かも…))の者の気持ちも何も分かりゃしないんでしょうね。だから、ただ「目標」だの「戦略」だの、しょうもないもんを設定するんだと思うんだけど。「先を見据えるだけ」ってのが頂けない。視点を低くして、ちゃんと振り返って考えてんだろうか。


 まず、「英語を挫折する者がなぜ出てくるのか」っていう原因を考えないといけないと思う。それから、生徒たちに「なぜ英語を学ぶか・その必要性は?」ってコトをキチンと訴え、考えさせられる教師も必要。それが言えないと、動機付けが行えず、子供たちは「英語なんてできなくても生きてけるって」などと言って、すぐに英語から遠ざかる。小学生であれば、楽しい授業だけで付いてくるだろうが、中学以降は、「英語は必修だ」という理由のみで、他に大した理由もなく指導するだけなら、ずっと付いてくることはないだろうし。まあ、英語に関して語るのは、この辺で。


 英語教育云々・英語力UP云々と言う前に、「日本語をきちんと読み(内容把握)・書き(表現・伝達)できるようにする必要があるんでないの?」と思う。母国語だけに、普段意識をしないものだが、意識してどこかで学んでおかないと、エライ目に遭う。実際に、筆者は、ゼミ等々でボロク○に指摘されまくったワケで。自分をフォローするわけではないが、他人の発表資料やレジュメを見ると、たまに、友達にメールをしているかの如く言葉が連ねてあるものを見かける。同じ大学生とは思えん。


 日本語をきちんと組み立てて(筆者も日記を利用して、日々訓練中)、自分の思うことを伝えられるようにならないと、英語なんてまず出来っこねぇと思う。日本語がある程度分かれば、英語を学んだ時に「あ、ここが日本語と違うな」ってのが出てきて、ちょっとオモロくなってくる(関心を持つ点は各々違うだろうが)。そういう段階になれば、色んな目標を設定してもOKだとは思うが、それもできないままに、「はい、英検3級レヴェル目指して」とか「英会話の授業を増やしましょ」といきなり言われても、「おい、ちょっと待てや」って話になるのが普通じゃないでしょうか。







現場・現状知らずの役人にウンザリ。









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