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2001年11月16日(金)
■作り出すんじゃない、見つけ出すんだ■

 本日の筆者は、高校の同級生Yと飲みに行って参りました。1年ぐらい会ってなかったんですかね…。メールも半年ぶりに出したぐらいで、友人かどうかも疑わしいぐらいなんだが、ウマいこと彼の予定が空いていたので、久々の再会を果たすことが出来たというワケです。


 話題の中心は、共通の知人の動向と自分たちの将来の話。知人のほとんどは就職先を決め、あとは、バイトをしつつ卒論提出を目指し、そして卒業を待つという状態。彼も、そんな状態にある一人なんだが、ちょいと次元が違う。Yは、400倍という高倍率の難関を突破して就職先を決めた男であり、正に「強者」なのである。そんな彼から、就職活動について指南を受け、彼の野望も聞いてみた。


 まず、就職活動において、言葉遣いだとか身だしなみってのは、完璧に出来て当たり前ってコト。「それができないで、仕事が出来ようか、いや出来るわけがない」と言わんばかりであった。先日、ビジネスマナー講座が2時間延々と続いたが、その話をしたら呆れてたし…。それから、基礎学力を確かめる筆記試験もできないような人間が、やっぱり、会社で仕事なんてできるわけがないから、キチッとこなすのも、これまた当たり前。上の方の争いとなると、筆記だけでは差がつけられないし、面接だけでも優劣はつけられないし、結局は2つを合わせた「総合点」ってコトになるんだそうだ。そこで他の受験者にない光るものを持っていれば、見事内定獲得に至るとのこと。


 一番濃い話ができたのは、面接について。とにかく「一貫性」ってものが必要らしい。全ての経験やら考えがひとつのものに帰着しないと、どこかでボロが出てそれで終しまいになるんだそうだ。言われてみれば、そりゃそうだ…。あぁ、いつも一貫しないオレって一体…。例えば、Yの場合、「好奇心旺盛」という気質を核として、そこから「旅行好き」だとか、「英語を学ぶのが好き」だとか、いろいろと自分の経験を基にその核を裏付けていくってワケだ。で、そこから実際の仕事にどう生かしていくかを述べていくんだそうです。パソコン風に言えば、全てのものがリンクしてないとダメってコトなんですな。だから、その場限りのセリフを考え、暗記して完璧に言えたとしても、面接する側はそんなことはお見通しで、バレバレとのこと。大抵は、突っ込んだ質問をすると自爆するらしい。で、やっぱ、自分の過去を見て、己の気質とか長所・短所なんかを洗い出して、何に興味があって、何をしたいかをじっくり考える必要があると思った。


 で、酒を飲みながらではあったんだが、模擬面接をやった。というか、Yが仕掛けてきたんだが…。「浪人をした1年で何を得た?」とか「短所は何だ?それをどう改善し、どう仕事に活かそうと思うのか」とか「なぜその会社を希望した?会社を知ったキッカケは?」とか「なぜ今の大学に入ったのか?」などなど、様々な質問が浴びせかけられたが、全く答えられず、敢え無く撃沈…。「今まで生きてきて、自分が得てきたものを見つけ出せ」と言われた。しかも、「オマエは浪人もしてきた身なんだから、その1年の間に何を得たかを考えてみろ。無駄な1年ではなかっただろ?何かあるはず。」とも言われたんだが、言われた時点ではパッと思い出せなかった。でもまあ、ちょっと考えてみると、オモロイ先生との出会いが会ったし、英語学習の取り組み方も変わったし、そういうことも含めて、浪人してよかったって思ってるし、ちょいと考えてみれば、それなりに見つかるもんですな。


 Yとの会談で、「向こうに行ってかなり堕ちてるな」とズバッと斬られて相当ヘコんだし、それと同時にヤル気も引き出された。しばらく味わってなかったこの感覚を与えてくれたYに感謝。





エエ日になったわ。ありがとう。







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