今日の１限はSpeaking。この授業に、ちょいと遅れて合流した青年がいる。名は知らないが、今日は話す機会があったので、あれこれと話を聞いてみた。

　その彼、とにかくこの授業に大層不満を持っている。彼曰く、「仲がイイ者同士で集まって、思いっきり排他的になる」ところがお気に召さないらしい。確かに、積極的な交わりは無い。初対面の人間に比べれば、話し易さが断然に違うからだろう。

　でも、その彼が言うほど、排他的であるという印象は受けたことが無い。「話したいなら、自分から行ったら？」と聞いてみたかったが、えらくご機嫌斜めだったので、事を荒立てるのもアレなんで、敢えて聞かなかった。

　次に、このクラスにいると「英語で会話するモチベーションが下がる」らしい。「馴れ合いの世界」がお嫌いなようで、意見のぶつかり合い、つまり、討論できるぐらいのネタで、そしてそれについて誰とでもガツガツ話せる相手がいないとダメらしい。これに加えて、「もともとNon-Nativeである日本人同士で会話をすること自体おかしい」とも語っていたが、この点にはオレも賛成する。

　どうやら外国から戻ってきた直後のようで、とにかくそのレベルの低さ（授業内容･生徒の能力）にはウンザリしているとのこと。それでも、戻ってきたのは、「とりあえず大学は出てないと…」というのが第一の理由なんだそうだ。堅実なようで、実はヘボイ気がせんでもない。

　「学費を自分で稼いで出しており、それもバカらしい」とも言っていたが、「それなら、神戸市外大でも大阪外大にでも編入したら？」と、これまた突っ込んでみたくもなった。だが、やはりそこで殴り合いになってもいけないので、これまたウンウンとうなずくに留めておきました。

　それなりに苦労してる青年で、プチ刺激にはなったけれども、若干論理の組み立てに難があり、大刺激とまでは成らず。また、後期にいろいろと聞いてみることに致しましょう。


　って、それが英語で質問できるように、オレがまず勉強せねば…。