ta@NO DOUBT

はじめに
目次
メイルはこちら

初めての方は、投票者登録(無料)が必要です
マイ日記才人に登録
My Enpitu に追加
はてなアンテナに追加
/ /
以上のサイトにて、更新報告をしています


2001年06月05日(火)
■[前置詞+関係代名詞]は自然な表現か■

 火曜日は、1コマ授業がある。最近、めっきり出る気のなくなったプロゼミだ。で、昼から家で昼寝をしてしまい、起きたら3時。授業は終了。これで、2回目の欠席。もう、この先出る可能性が…。

■■■■■

 さて、今日は一日中、メルマガ原稿で書いた["speak of"と"talk of"の違い]と、[前置詞+関係代名詞]について悩んでおりました。

 例文として、「This is the new computer of which I spoke the other day.」と書いたところ、他のスタッフから、「[speak of]は、不適当ではないか?」という指摘がきたのだ。とあるネット上の辞書だと、[speak of=talk of=talk about]という風に扱われているものもあったが、数冊の辞書を使って調べてみると、Longmanだと、Geniusにあるような「to show clealy that something happened or it exists」という説明のみが書かれており、Merriam Websterだと、「to speak of : worthy of mention or notice -- usually used in negative constructions」ということで、良い意味では使わないことが判明。

 日本語訳だと、「物語る」とか「表す」ってな訳になることが多いみたい。結局、この例文においては、[speak of]・[talk of]の使用は避けて、「This is the new cpmputer about which I talked the othe day.」(訳「これは、私が先日お話した新しいコンピュータです」)と書き換えることにした。ちなみに、この訳は、日本語として正しくなるように書き換えたものであり、この英語表現に対する、正確な日本語訳は不可能といっても過言ではない。そもそも、違う言語なんだから、一対一で対応させることに無理があるワケやね。


 で、今度は「What's the name of the professor about whom you were talking? 」(訳「あなたが話していた先生の名前は何ですか?」)という文について、「前置詞は動かす必要がないのでは?」という質問がきた。前置詞付きの関係代名詞については、前置詞を前に置くか、後ろに置くかによる意味の違いは無いと思うんだが、聞こえとしては、確かに前置詞はそのまま文末に置いたままにする方が良いと思う。自分の意識の中では、「前置詞と名詞はセットで」というのが、あったんで、あまり意味の違いとか考えたことがなかったのであります。

 その辺について自信がなかったんで、他のスタッフに尋ねてみると、「前に置く方が bookish ・文語的になると思う」という意見が返ってきて、また違うスタッフによると、「前置詞を前に出すと、かなり丁寧な表現になる」という返事もいただいた。それで、結局、「両方の表現もOKだが、若干意味合いに違いが出てくる」といった内容の補足説明をつけることで解決を図った。

 しかしながら、思い出してみると、量は少ないものの、自分で書いてきた英文の中にこの表現を混ぜたことはないなぁ…。今度、コーパスを使って、メジャーな表現かどうか、また意味合いの違いについて調べてみようと思う今日この頃…。


  最新