■SONY銀行の光と影■
タイトルは、ありきたりながらも、ちょっとカッコエエでしょ?でも、内容に期待しちゃあダメです。読んでガッカリしても、責任を負いかねます。
今日、ニュース見てたら、金融相が、SONYの井出会長に、「ソニー銀行」の予備認可の通知を渡してる映像が流れてた。予定通り、6月の開業を実現できそうですな。プレスリリースはこちらまで。
大まかなサービス内容を見てる限りでは、ジャパンネット銀行とほぼ同じという感じ。普通にお金預けて、普通に振り込みしたり、引き落とししたりってトコでしょうか。まあ、普通の銀行ですわな。今のところ、「うぉっ!なんじゃそりゃぁぁ!」というようなサービスは見当たらんし。
自分は、ジャパンネット銀行を利用しているが、預金通帳は存在しない。その代わり、自分で取引履歴の画面を印刷するって形を取ることになる。おそらく、今度のSONY銀行も通帳はないやろな。そんでも、カードがある。絶対ある。でないと、ATMが使えないんだから。そのカードにSONYのロゴがあると思うと、ちょっとワクワクしますなぁ。ICチップとか入ってるかも。期待が高まるばかり。
期待しまくりながらも、気になることが2つ。1つは、「口座維持手数料」。ジャパンネット銀行は、30万円以上の預金がないと、その口座維持手数料ってヤツが発生して、月1050円の支払いが求められる。ネット専業銀行だし、最低でもそれぐらいの預金はしててくれないと、せっかくの高い金利・安い手数料が維持できないんでしょうかね、よくワカランけど。
で、口座維持手数料で最も気になるのは、「いくらまで預金してないと、手数料が発生するのか」ってコト。まず、手数料がないってコトは考えられないし、それなりの確信があるので、その必要預金金額と手数料がそれぞれいくらなのかを知りたいとこですな。
もう1つは「セキュリティ」。当然、最高水準のセキュリティ技術でもって対応してくれるはずだが、やはり様々なネット犯罪の事例を聞いてると、心配になるもんだ。今のところ、ジャパンネット銀行を利用してて、ハッキングされただの、口座から現金が消えたなんていうニュースは聞いてないし、まあ、そう簡単にセキュリティが破られても困るんやけど、よくよく考えるとセキュリティの代名詞的技術である暗号化なんかは、暗号化になってない気がすんだよね。
完璧な暗号は無理じゃないですか。そんなコトしたら、誰も解読できなくなっちゃうんだからねぇ。暗号化ソフトがあれば、当然解読ソフトがあるワケで、暗号を作った人なら、その解読方法も分かるに決まってる。そう考えると、何か暗号化って言うても、「悪意と専門知識を持った人間が何かしでかしたら…」って思うと、何かちょっと心配になりません?まあ、気にしてたらキリが無いんやけどなぁ…。
心配事とはまた別次元の問題で、一番怖いのは、「電気がなけりゃ一巻の終わり」ってコト。地震とかで電気がストップしたら、パソコンの電源は入らんし、ATMだって稼働できない。ネット専業銀行だから、その2つがなくなったら、もうお手上げというワケです。
24時間いつでも使えて便利だし、他の銀行より金利が高く、手数料も安い。でも、ネット専業であるが故の心配事も尽きません…。
やっぱ、ここにも「ハイリスク・ハイリターン」の考えが必要なんですかね。
<お知らせ> どうでもいいって言えば、どうでもいいんですけど、なるべく画面は最大化して、フォントサイズは小にして日記をご覧いただくと、ただでさえ読みづらいものが、ほんの少しばかり読みやすくなると思います。
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