オペラシティで小沢健二さんのコンサートを聴いてきた。 編集者さんと行った。 良かった。 私は高校生の頃、「オリーブ」で連載していた小沢くんの連載エッセイを、全部スクラップしていた。 それから、ひとりになった小沢くんが、フリッパーズのCDは燃えないゴミの日に捨てろ、と言っているインタビュー記事を読んで真に受け、CDにハサミを入れた。 心酔していたのだ。 だから、ライヴに行ったら懐かしい気持ちになるのかな、と思って向かった。 だが、懐かしくはならなかったのだ。 昔の曲をたくさん演奏してくれたので、かえって現在感が強まった。 過去を否定しない小沢くんを見て、あ、大人になっているんだ、と気づき、 そして自分も大人になった。 私も三十三になりました。 小沢くんじゃないですよね、小沢さんですよね。 今の小沢さんも好きだ。また聴きたいな。
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