こんな風に、余計な文章書いてていいのかな、って思うときもあるけど、 いいんだ、と思う。 ずーっと前、10年くらい昔、に見たテレビに宮崎駿さんが出ていて、 「スポンジみたいなもので、どこでもいいからどんどん表現をしてしまった方がいいんです。すると不思議に、自然と新しく描きたいものが入ってくるんです」 と言っていた。 それでその頃おいそがしかったのか、工夫なのか、わからないけど、 厚紙にささっとハサミで切り込みを入れて櫛にして、髪を梳いていた。 アシタカの映画が仕上がりそうなときに、 「ここまできたのだから、がんばって終わらせましょう。 『あの映画を作る終わりの方は、こんな風だった』と、 孫の代まで話せるようにしましょう」 って、ジブリの社員さんの前で言っていた。 あと「理屈と膏薬はどこにでもくっ付く」って。 これはおそらく、なんでこう描きたいのかという理由は説明しなくてもいい、ってことだと、思う。 それから「酒飲んで憂さ晴らしできる人は、アニメを作る必要がないだろう」って。 そうだな、と思う。私も、もうお酒飲んでないです。
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