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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

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もやもや
2005年10月03日(月)

9月15日が誕生日だったんですが、自分へ向けての誕生日プレゼントとして、かわかみじゅんこさんの『ワレワレハ』と『少女ケニヤ』を買った。2冊で7千円近くもした。絶版で。
かわかみさんのマンガは、南Q太さんのマンガでもそうなんだけども、人から「どこがいいの?」「どの作品がおすすめ?」と聞かれたときに、なんて答えていいか、うまく思いつかない。
でもとりあえず、私が思うのはお2人とも、カラーページがめちゃくちゃ可愛いってこと。

あと、かわかみさんのマンガを読んでいて、私は、
自分の好きなページを開くと「ギャー」とか叫びたくなる。
なんてゆーか、マンガでしかできないことをやってるんだよね。

この前、友人の方と「音楽とかは、それになる前に、もやもやがある」という話をしたのだけれど、
世の中の人はみーんな、もやもやを持っている。
それで、そのもやもやを人と共有したい。
で、言葉や、音楽、映画、などを作る。

言葉は、言葉になる前にもやもやがある。
でも、言葉=もやもや、じゃない。
もやもやは言葉になるときに随分、変わる。
その、もやもやが言葉に変わるときの、楽しさを知っている。
だから言葉を作る。

マンガや映画も、そうなんだと思う。

そのもやもやに対して「マンガでしかできないこと」「映画でしかできないこと」「音楽でしかできないこと」があるんだと思う。
そこの部分が面白いのだろう。






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