ベトナムのことでも書こうか、と思ったのだけども、 ちょっと話をずらしまして。 帰りの飛行機で、私はずっと書きものをしてたのだけど、 しばらくすると、乗り物酔いになる。 ブルーになって、ノートを閉じて、背もたれから離れて前のめりに座って、 映画でも見てみようか、と。 そしたら、『帰郷』という日本映画があったので、見てみた。 男が帰郷して、昔好きだった人に会って……。 私は思った。「これは、男が作った『女のキャラクター』だなー」と。 「女に振り回される男の話」というのは、わりかし多いけれども、 それって、「男にとって都合の良い女の話」と同じで、 女の子のキャラ作りに成功してないことが多い。 物語の発展のためだけにキャラクターが生まれているように見えて、 人間っぽくないんだよ。 この映画は、母親、昔好きだった女の人、その娘の女の子、と、うまくやれば魅力的になりそうな方々が登場するんだけども、でも、女から見るとみんな「人間として変」なんだよ。 ただ、主人公がかっこいいので、見てて気分が良くなる。 西島秀俊さん。 この人の、この雰囲気ってなんなんだろう。 女の子の8割は言うよ、「かっこいいよねー」と。 あのかっこよさで、私の乗り物酔いは8割治った。 よかった。 ああ、ひまなわけでもないのに、なんでこんなに日記を書いてるんだろうか。 逃避か?
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