人体のなんとか、とかいう展覧会に誘われたが、断る。 だって、血管のひからびたのとかがある、とかいうから。 なんでみんなそんなのが見たいのか、わからない。 ぞっとするものには、できるだけ関わらないで生きて行きたいものだ。 おばけ屋敷とか、ホラー映画も、私はまったく関わらずに生きている。 でも、ふと思い出したけど「キューちゃんは、歯と骨のネタが多いよね」と言われたことがある。 ほんとにそうだ。 だけど、血は嫌だ。 「心臓」よりも「胃」が好き。 「目」よりも「睫毛」が好き。 「唇」よりも「ひげのざらざらしたの」が好き。 「手」よりも「肩のごつごつした骨」が好きだ。 骨とか髪の毛なら、見たい気がする。 なんか、骨とか髪の毛の方が、情念が込めやすい気もする。
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