「難しい」っていう言葉を、私はよく使ってしまうのだけれど、これを自分に対して禁句にしようと思う。 「難しい」というのは、たいてい、ただのボヤキだ。 どこにも行き着かない。 意味も曖昧で何も伝わらない。 例えば「それはできたら面白いけど、でも難しいよね」などという科白の中の「難しいよね」はいらないと思う。 「私にとって難しいのか」「他の誰にとっても難しいのか」など、基準が曖昧で、言ったところでどうということもないから。 もっとはっきり言った方が生産的。 「うまい人がやった場合はかっこよく決まるだろうけれども、私がやった場合は甘くなってしまうだろうから、それはしないでB案の方がいいと思う」 何か意見みたいなのを言ったあとに「でも、難しいかな」などと言うのも、止めようと思う。 「難しい」というのは、謙遜の意味も出るし、それほどのきっぱりした否定にもならないから、使い易くて、使い勝ちだけども、これからは使わないようにしよう。
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