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小粋に別れよう
2001年02月19日(月)

先日、元「フォークダンスDE成子坂」の村田渚が1人でテレビに出てた。
もちろん、すごくつまらなかった。
が、俺はこの人、好きだ。
俺はつまらないのに、母性本能くすぐるお笑いに弱い。
山崎邦正とか、ネプチューンのホリケンとか、すごく好き。

話は変わるが、俺は別れに弱い。
前のバイトを辞める時も、今のバイトを辞める時も、なんか嫌だ。
バイトの子が辞めていくのも、なんか嫌だ。
サークルでも、「先輩が卒業するのは嫌だ」としか思えない。

そして、いざ別れのシーンという時は、耐えられなくて、適当にふざけて済ませたりする。が、後で泣く。
別れの緊張に耐える事が出来ない。その時は泣かないでふざける。卒業式とかいつもそう。

それにしても、小さな別れは日々ある。ずっとのめりこんでいた小説を読みきってしまった、というのも小さな別れだ。結構、ぽっかり穴の空くような悲しさがある。
歯ブラシの毛先が開いてしまって、裏返して見たら、毛がはみ出してみえる、代え時です、というのも小さな別れだ。まあ、これは悲しくないが。

無理やり話を繋げると、「フォークダンスDE成子坂」や、「ジャリズム」や、「スープレックス」なんかは、別れて欲しくなかった。
あと、「センチメンタルバス」とか「ジュディーアンドマリー」とかも解散しましたね。

マンドリンクラブも「解散」とか言って、「ソロ活動します」なんて言ったらどうなるんだろう。
でも結局1人では出来ないから「ジョイント」とか言って普通の演奏会やったり。

ところで、小学生の頃にスイミングスクールを辞める時に思った事なのだが、「どんな別れでも、別れる時には情が増すものだから、それに振り回されることなく、別れると決めたらすっぱり別れよう」というのがある。小学生なのに、俺も粋なこと考えるなあ、と思う。




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