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- [2004年04月07日(水)] 月見酒、花見酒。
桜の季節もぼちぼち終わりそうな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
あれは月曜日、「今週いっぱいで桜も散ってまうなぁ」と友人Aがぽつりと洩らしたのがすべてのはじまり。
「じゃ、花見でもしようか」と友人B。現在無職。
「明日辺りなんてどうだ?」
とトントン拍子に話が進み、第一回報われない男たちによるきな臭い野郎だらけの花見大会が開かれることと相成りました。
参加者
・オレ
・友人A(今年就職。仮にマシ)
・友人B(現在失業中。仮にヤユ)
・友人C(ヤスシの友人。オレとマサユキとは面識が一切なし。仮にコジ)
というなんとも不毛な平均年齢22.4歳たちのお花見が始まった。
〜〜まずは買出しでゴンス〜〜
時刻は二十時三十分。待ち合わせ場所に集合したオレ達は、マシ案内の元、一路お花見会場へ。
酒は道行買おうというなんとも行き当たりばったり。まぁ、それが売りなオレ達なんですが(売るなよ)
んで、道の向こうに見えたディスカウトなお酒の店。レッツラゴー。
店内に入ると、なぜかみんな左に曲がりたがる習性の元、一番最初の棚にさんさんと輝きを放つウォッカ。
男なら、否、漢なら買わねばなるまいと、むんずと掴み取るオレ。
「マジで買うんか?」
「止めとけって」
「うわぁ」
と仲間の反応はなぜか悪い。
「むぅ」
一旦は棚に戻すが、やっぱり未練がある。
皆が店の中に散った後、一人舞い戻りやはり買おうと手に取る。アルコール度数40%。鬼である。やはり祭り事にはこういったデストラップが必要であろう。( ̄ー ̄)
皆が難色を示す中、「自腹切ってでも買ったらぁ!!」と無理やり押し切るオレ。
・・・・・・これが地獄の始まりだと、誰も気づく事はなかった。
〜〜さぁ、お花見だ〜〜
途中、オレが醤油を皆に差し出したり、オレがミリンを皆に差し出したり、と一悶着あったが、なんとか買い物を終了しお花見会場へ歩を進めるオレ達。
道中、案内役のヤシが道路を渡れず遅れたり、実はコジの歳はオレ達のいっこ上でオレが恐縮してしまったりといったイベントを消化。
会場の桜はまさに満開。みごとな咲きっぷり。
みごとな咲きっぷりなだけあって、よさげな所はみんな人に取られていた。
会場を歩いて流した結果、オレ達が腰を落ち着けたのは一番端っこの明りがあまりない薄暗い場所。
・・・・・・暗っ!!
桜と月を肴に飲めらぁ。とか負け惜しみを吐く。残念ながら月は雲に隠れていたが。
とりあえず、買って来たチューハイで乾杯。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
・・・・・・暗っ!!
あかんっ、会話がない!!
こんなの宴会じゃねぇっ!!
すっごい盛り上がりに欠けるオレ達。
向こうのお姉ちゃん方は盛り上がりに上がっているというのに!!
オレ達も負けてはいられない。
しょうがない。これを出すのは終盤になってからだったのだが、止むを得まい。
ドン!!
オレは袋の中から取りだしたヤツをテーブル代わりにしている石のベンチの上に置く。
「・・・・・・逝こうか」(誤字にあらず)
無言でコップを差し出すマシ。
オレはうむ、と頷くとコップになみなみと注ぐ。氷など必要ない。漢ならストレートだ。
「いざ、参る!!」
まずは様子見。一口だけ口に含み、一気に飲む込む。
「・・・・・・ごめんなさい」
ウォッカ、なめてました。ガキが手を出すもんじゃありません。こんなのコップ一杯一気飲みした日には、死ねます。ものすごく楽に。
「ウソォ」
と、俺の反応を見て半信半疑なコジ。じゃあ飲んでみろ、とばかりにコップを差し出すオレ。
オレと同じように一口だけ飲み込む。
「・・・・・・ごめんなさい」
いや、君は悪くない。オレも楽勝だとか思ってたから。
〜〜宴も竹罠〜〜
皆ウォッカを摂取し、いい感じに酔っ払い集団と化してきたオレ達。
なんというか、この辺からの記憶がかなり曖昧で、いまいち覚えがないっていうのが真実。
ただ、オレがロックを、コジがソーダ割(もちろんウォッカ)を飲み続けた。
ほかの賢い子たちはチューハイを慎ましやかに飲んでおりました。
宴が終わる頃にはコップ一杯目のコジが脱落。なんというか、まぁ、お食事中にお話できないこと、とだけ明記しておきます。
ただ、彼の名誉のために言っておくと、
「ウォッカをなめたらあかん」
By 酒飲み初心者の戯言。
皆、というか約二名の正体が怪しくなってきたので午後十一時過ぎにお開きと相成りましたとさ。
追伸。
オレは見事に二日酔い。今も頭痛に悩まされているそうな。