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[2003年02月20日(木)] ギャップ

時として理想と現実のギャップに思い悩むときがある。
「本当はこうじゃないはずだ」
もっと違うことが伝えたいのに。
もっと別のことが書きたいのに。
俺の限界はこんなもんじゃない。もっともっとやれるはずだ。
そう自分に言い聞かす。だが現実は、俺の前に無言で横たわる。
「お前なんてこんなものさ」
「いつも口先ばかりで何もやろうとしない」
「ちっぽけなもんだ」
「それだけ大口をたたいて何ができる?」
現実はいつのまにか人の姿をしている。
俺と同じ姿だ。
俺と同じ顔。
俺と同じ声。
ただひとつ違うところ。
目の前の俺は諦めの表情を浮かべていた。
何もかもを捨て、ただ生きていくだけの屍。そんな表情。
気が付くと、俺も同じ表情を浮かべていた・・・。





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