Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2020年03月22日(日) |
アリカ『キオスク』レヴュー |
ラウンドテーブル:21世紀のサミュエル・ベケット 金氏徹平+多木陽介+藤田康城+森山直人 ■
2009年2月新国立劇場にて、主催者の東京室内歌劇場の依頼により、藤田康城がジェルジ・リゲティのオペラ『ル・グラン・マカーブル』日本初演の演出を行い、絶賛された。
福島恵一:耳の枠はずし アリカ『キオスク』双眼レヴュー ― 優雅な動きが最高の復讐である ARICA『KIOSK』 Binocular Review ― Moving Well Is the Best Revenge ■
備忘のためのリンク、です、すごいな藤田さん、福島さん、
わたしの場合、クラシックのオペラを観に行った時期も、自分の個人的な連想に意識を委ねているばかり、アリカ『キオスク』を観て、上京してきた19さいの新聞配達のことや、働いている時間ってそういうことかなーと漠然と受け止めて、いただけに過ぎなくて、で、その漠然とした言語化できないままに記憶に蓄積されたイメージたちは、いずれ自分のこれから過ごす時間に良い作用をもたらすだろうという根拠なき確信だけを持ち帰っていた、
劇中で流れたパティスミスの曲はよく編集CDRに入れて聴いていた「ラジオ・エチオピア」の前のトラックで、ほかのアルバムの曲をほとんど聴いてなかった、波乱の予兆、労働は自由へのみち、はじめて労働した1980年を強く思い出してしまうのは、
曲を聴くと、記憶がよみがえり、読み替えを許してくれない、
魚釣りをしている、日向ぼっこをしている、刑事の仕事をしている、クルマの掃除職人、執事、ラジオを狩猟している、クルーザー皇居一周、シンガー、CDR選曲ロジック探偵団、泉鏡花の文体、テキスト交付所、、、仕事の時間を読み替えて生活している、
読み替えを許してくれない、記憶として、曲を聴くたびにここにずっと佇んでいる、その視線に、how does it feel と言われる、
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