Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2020年03月04日(水) |
その線路が地中にたわんで揺れているではないか、 |
貧乏はするもんじゃねえ、味わうもんだ 古今亭志ん生
社長をうしろにのせてチャリをこいでいく、代ゼミ本部の経理の金庫へカバンを収納しに行かなければならない、局長より上の立場のひとが同行してくれなんて初めてですよ、見上げたもんですよと話しかけている、木造校舎の地下に降りてゆくと社長はわたしはここで用事を済ませているからただくんは金庫をやっておいでと降りる、首から下げているキーと金庫番のキーを組み合わせてしか金庫は開かない、ずいぶん久しぶりにやるけれども操作手順が思い出せない、体育館ほどの大きな空間に背丈よりも大きな金庫が見えて経理関係者が作業をしているのが見える、彼らに話して開けてもらえば大丈夫だ、ところが肩にかけているのはいつも文京区小石川図書館に持ってゆくバックだった、まいっか、金庫に近づこうとすると「テキスト納品」の掛け声がかかり若い女子職員を含む50人ほどの列が瞬く間に作られてテキストの梱包がバケツリレーの要領で投げられている、この列を乗り越えることはしばらくできそうにない、じゃあその間に原宿校への連絡箱の教材校正物を取りに行こう、と外にでる、線路と周囲に湿原の一面が銀世界、雪原の盛り上がりを読みながら線路の上を雪を漕いで歩く、歩きづらい、テレビの実況調で「また湿原が沈下をはじめています、あれだけ多くの人命を失いながら政府は何の手立ても講じていないのは明らかです、」と聞こえる、雪の中を線路をたどりに前へ進んでいるのだがその線路が地中にたわんで揺れているではないか、これは早く前に進まなければ死んでしまうぞ、帰りにこの経路は絶対に使えまい、いや、そもそも同じ代々木本校の金庫室から連絡箱までのルートがこんなに遠いのは不合理だ、距離的におかしい、この辺りの地図が思い出せない、それにこの雪の中、凍えてしまうではないか、暴風雪になった視界を上を向いたら目が醒めた、
予備校時代と現金輸送車時代とお抱え運転手と、行動要素が混じった夢、なんだかなー、夢の中ではそれなりに必死でいる、
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