Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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自分に影響を与えた10枚企画を考えるうちに、思い出の束がどさっと降りそそぎ、
5さいのとき、国道とパンケウタシナイ川の交わる橋の建物に、ひらがなの「む」に濁点が付いた一文字だけが浮かんでいた、ママにむにてんてんがつくとなんて読むの?ときいたがそんなものはないと言われる、でもそこにはある、世界のルールには裏側みたいなものが広がっているというような漠然とした不安を感じた、大人になって気付く、あれは蕎麦屋の「生そば」「きそば」「幾楚者」を筆で書いたものの痕跡で一文字「者」だけが塗装残りで見えていたものなのだ、
万年筆セットがひとメンツになってしまったりするマージャンで、さいごに8筒9筒だけの待ち牌になっている夢をみる、雀頭がないからチョンボなのだが夢の中では必死に7筒を待っている、スマホからイエスの「リリース、リリース」が鳴っていて、もう少し低音が欲しいなと思うと、スマホに低音、中音、高音のカーソルが表示されていて、おおー、いいねーと低音をあげて聴いている、かなりハッキリと音楽が夢の中で鳴るのは稀有なことだ、
友だち夫婦をのせて電線の上をフラフラと片輪走行で走って世田谷区を進んでいる、このまま都心に向かう一般道だろうと思う、バランスをとることの天才だなオレはと思いながらハンドルを握っているはずが、片足でケンケンをしている、行きどまりの住宅地、はて、どちらに進むべきかと三人でその近所を散策する、歩いているのならクルマはひっくり返らない、最悪の事態は避けられたのだ、
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