Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2018年07月30日(月) 耳を惹きつけてやまないピアニスト米澤めぐみ Trio ライブ・イン・ジャパン 2018




ニューアルバム 「バウンダリー」発売記念
米澤めぐみ/マサ・カマグチ/小林健
ライブ・イン・ジャパン 2018

今年創立55周年を迎えたニューヨーク、ブルックリンのアバンギャルドジャズレーベル、ESP-DISK’から発売したニューアルバム「バウンダリー」の発売記念ライブを行います。スケジュールは下記の通りです。是非お越し頂ければ幸いです。

8月29日(水) 神奈川・横浜
横濱エアジン
〒231-0013 横浜市中区住吉町5-60
TEL 045-641-9191

8月30日(木) 千葉・稲毛
ジャズ・スポット・キャンディ
〒263-0031 千葉県千葉市稲毛区稲毛東3-10-1
TEL 043-246-7726

8月31日(金) 東京・新宿 
新宿ピットイン
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-4アコード新宿ビルB1. 
TEL 03-3354-2014/shinjuku@pit-inn.com


協力:ESP-DISK’、キングインターナショナル




2016年に Fresh Sound New Talent レーベルからリリースされた
『A Result Of The Colors / Megumi Yonezawa Trio』
をわたしは年間ベストに掲げた、

この盤アマゾンで5ツ星付いてたりジャズ批評年間ベストで掲げる方いたり、オレと同じ観点で高評価なのかなあ、ちゃんとわかって掲げているのけ?、

このピアノトリオのおそるべき魅力は、もちろんフレッドハーシュのリズム隊は手堅く申し分ないとして、米澤めぐみのピアノそのものの辿るラインのお人柄にある、

フツーに聴けるラインなのに、その行き先の不思議さ、ごくわずかの予期できなさ、

投手がフツーにストレートを投げているのだが、その軌道がわずかに揺らぐイメージというのか、

平易なはずの文章がところどころで風味をわずかに変化させてて、また戻ったり、終わる定型のところへ行きそうで行かないでいたり、

まあ、とにかく、このピアノはサムシングな才能だ、何かある、と、オレは断言していたわけだ、


それがだ、新作はフリージャズ名門 ESP-DISK からの『Boundary』、リズム隊を日本人二人の俊英に変えて、これが、

菊地雅章/モーガン/モチアンが拓いた21世紀ピアノトリオヴィジョンに在る、高水準さ、

やっぱりこの強度を持つピアニストだったのだ、というか、やはりな、というか、これを察知できていたオレの耳エライぜ、というか、わかってフツーだろ?、

もちろん、道のりはつねに困難な現代だ、参照無しの勇敢な童貞力、道のりはつねに困難な現代だ、

スタンダード曲「I'll Be Seeing You」も、いい、


一見フツーに聴けるのに、どこかに残余が漂って、それは仄めかしだったり、言いよどみであったり、儚くフェイドアウトだったり(ペットサウンズ!)、


ほんとにこういう底知れぬ、耳を惹きつけてやまないピアニストというのは、他にいない、














Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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