Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2018年06月02日(土) |
イランカラッテ音楽祭 |
音楽祭のあいだ中、イランカラッテの歌は、アーチストたちによって何度となく歌われた。そして、フィナーレでもう一度全員で合唱することになった。合唱が終わると、最前列に坐っていた男性か、とつぜん立ち上がった。 そうして満員の観客に向かって言うのである。 「イランカラッテー!池部彰と申します。 この音楽祭に参加して、感動しました。 第二回目のイランカラッテ音楽祭は、ぜひ、私が町長をつとめる南富良野町でやらせていただきませんか」 会場は一瞬、沈黙した。 それから嵐のような拍手がわきおこり、止まらなくなった。
第二回 イランカラッテ音楽祭 二〇一八年七月二十八日(土) 南富良野町 かなやま湖屋外ステージ
岩波書店 図書 2018.6 作家作詞作曲家・新井満のコラム「第一回イランカラッテ音楽祭」
※イランカラッテのッのところは、プの小文字の表記になります
※アイヌ語で「こんにちは。あなたの心にそっとふれてもいいですか、、、」という意味だという イランカラッテというアイヌ語は二つの構成要素からなりたっている 一、ひかえめであること 二、思いやりがあること
|