Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2017年09月18日(月) |
9月24日(日)は『松籟夜話』第十夜である、 |
9月24日(日)は『松籟夜話』第十夜である、
◎音楽批評・福島恵一とサウンドアーティスト・津田貴司がナビゲートする、「聴く」ことを深めるための試み。◎会場は青山・月光茶房隣設のビブリオテカ・ムタツミンダ。歸山幸輔によるオリジナルスピーカーで様々な音源を聴きながら「音響」「環境」「即興」の可能性を探ります。
◎第十夜は、三回シリーズ『漂泊する耳の旅路 − 現地録音を聴く』の第三回。「移動する音、生成途中の音楽」と題し、空間/時間的な「遠さ」を隔てて飛び火していく音や響きに焦点を合わせ、距離がもたらす変化や思いがけない類似へと耳を澄ます中で、これまで自明の前提としてきた「現地」とは何かを問い直し、聴取の「現場」を新たに切り開きます。
福島恵一 音楽批評/「耳の枠はずし」 http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/ 津田貴司 サウンドアーティスト http://hoflisound.exblog.jp/ 歸山幸輔 オリジナルスピーカー
Bibliotheca Mtatsminda(ビブリオテカ・ムタツミンダ:青山・月光茶房隣設ECMライブラリー) 東京都渋谷区神宮前 3-5-2 EFビルB1F
松籟夜話でかかる音源による体験は、スピーカーの良さと空間の響きの良さと観客の集中した意識によるコンサートホールにいるような異次元空間とで、それらの音源を全部揃えたいというコレクター願望を超えて、一期一会でいいのだ、得難い体験なのだと、今回もまた耳体験の桃源郷になることでしょう、
参照され触発するテキスト群や福島さん津田さんの示唆・解説・コメントで、人類史的な音楽評論書籍が毎回出版できそうな濃さなのはまさに岩波書店水準であり、芸大で美学を専攻する若者はマストだろう、
告知がなくても予約で席が埋まってしまう勢いになっているようで、教養に欠けるおいらなんぞは未来ある若者に席を譲るべきではあるのだが、やっぱり譲ってあげない、
前回、第九夜のアーカイヴ ■
第八夜のアーカイヴ ■
第七夜のアーカイヴ ■
第六夜のアーカイヴ ■
第五夜のアーカイヴ ■
番外編のアーカイヴ ■ プレイリスト ■
第三夜のアーカイヴ ■
第二夜のアーカイヴ ■ 補足 ■
第一夜のアーカイヴ ■
おおお、こんなものを見つけてしまったー!
『文藝別冊 デヴィッド・ボウイ増補新版』刊行 ■
”ここでの私自身の『★』読解に関し大きなヒントとなったのが、『★』リリース以前にベスト盤『Nothing Has Changed』への収録、あるいは10インチ盤アナログとしてリリースされた「Sue」に対する多田雅範の逸早い反応だった(何と2014年12月)。彼がRalph Towner『Solstice』(ECM 1060)を引き合いに出して、Maria Schneider Orchestraが演奏を務めたこの曲を「ボウイ meets ソルスティス」と形容したことが、『★』を巡って呪文のように繰り返し唱えられる「新世代ジャズ」の縛りから私の聴取を解き放ち、さらにこのヴァージョンと『★』収録ヴァージョンの決定的な違い(ドラムは同じMark Guilianaにもかかわらず)に耳を開かせたのだ。”
2014年12月4日のブログ ■ なんと、このわずかな記述を福島さんの思考はピックアップするのだ、
神田の料亭の近くで、深夜のインターFMをラジオの電波音混じりに彼方から聴こえてくるサウンドに、
Ralph Towner - Oceanus ■
David Bowie - Sue (Or In A Season Of Crime) ■
デヴィッドボウイが「スーちゃん、おら仕事を見つけたんよ」と歌う、
おれも娘の結婚式にあわてて車夫の仕事を見つけたばかりだったのだ、
「おらも、仕事を見つけたんよ」
えええ!なんで、スーにサヨナラするのー、
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