Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2017年07月23日(日) |
タダマス26次元、ご来場ありがとうございました! |
タダマス26次元、ご来場ありがとうございました!
シャイマエストロ盤やロウレンソヘベテス盤のトレードマーク編集ジャズ漫遊記的な快楽をジャズとする趨勢を問題視しているわたくしの耳です、 アキムシーレのヴィレッジヴァンガードライブ盤がまさにカートのレメディと同じ熱き良きライブのドキュメントで!感涙、しかしてそれもまた10数年前の懐かしい景色、 (タダマスではかけないこれらの音源はまた、タダマスを照射しているように実感している)
では現代ジャズは何処にあるのか、タダマス選曲に耳を傾けてくれ、
一方、ジルオーブリーカイロショックで聴取のパラダイムチェンジをしたわたくしの耳は、屋外の喫煙所で嵐の予感に鳴る空や不意の工事音オッサンのケータイ業務会話までがカラフルにスケープに聴こえてドキドキしてしまう、(それはデビッドトゥープ『フラッターエコー』と一部重なるかも)、
ビリーハートやアンドリューシリルの打音以外の、ビート、変拍子、変拍子的なるもの一般が耳に刺さってツラい、つまらない4ビートをたくさん思い出してみてようやく変拍子的なるものの快楽を回収しようと努力する体になってたり、慣れとはオソロシイ、美人ばかりいるとブサイクが可愛くなってるだろ!、
ゲストのリンヘイテツさんの聴取のほうが深く踏み込んだものであった、現代ジャズイベントのホストとは思えないワタクシのユルい脱線は精彩に欠けてたなあ、
1. Linda May Han Oh
ポールモチアンのサウンドを感じたなり、
2. Ryosuke Hashizume Group
アンサンブルの僅かなテンポの加減速の巧み、気付かなかったぜ、 ピアノの佐藤浩一の重要度が増している、ECM〜メセニーのラインを現代ジャズに顕現させた印象を持ってしまうが、彼らの演奏水準ははるかに高い、
3. Aaron Parks 御大ビリーハートの老人力、モチアン〜クリステンセンのあとの時代を継いでいる、 聴こえる限りのビートではない方法、サウンドにいくつものリズム・タイム感覚を輻輳させられる次元の表現、 聴こえる限りのビートでは入り口はそこだけ、だが、 この次元のドラムワークでは常にアンサンブルする瞬間が流動的に複数発生することになり、奏者も聴き手も「謎」を運ぶことができる、
4. Søren Kjærgaard/Ben Street/Andrew Cyrille ECMと同じスタジオエンジニアで録っても、ILKレーベルではこの生々しい空間感覚、素晴らしすぎる、稀少盤、日本からの注文がこの日殺到してしまったー、
5. Roscoe Mitchell 集大成2CD、コンポジション作品だから現代音楽だとか幼稚な割り切り禁止、奏者はそのサウンドにおのれの経歴を刻印してしまうのだ、
6. Craig Taborn/Ikue Mori テイボーンがアイドル視するイクエモリとの夢の競演、ラップトップでこれだけ多彩な打撃を繰り出せるのはさすがなのだなー、なるほど、
7. Miles Okazaki
8. Erik Hove Chamber Ensemble スペクトル学派のヘンな音を狙いすまして出しているキュートさにシビれる、
9. Plug and Pray デルベックとデュムランの互いに互いの才気を知る二人の競演、
10. Kate Gentile マットミッチェルの彼女、ドラマー、シーンから一歩抜きん出た才能を感じさせる、
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