Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2017年01月15日(日) |
銀座ナイルレストラン Eve Risser White Desert Orchestra |
タダマス年間ベスト評議会を終え、銀座ナイルレストランへマトンカレーと遭遇しに走る、三原橋交差点右折お店の前に横付け、わてらギャングか、昭和24年創業、他にないこのカレーの味、益子さんは30年来のおなじみでインド人のマスターがやあやあ声をかけてくる、日曜の夜にさっと寄れるまさに東京人御用達ならではの居心地の良さ、やっほー、
Eve Risser White Desert Orchestra を聴く、のけぞる、composition / improvisation を保留する、
現代音楽奏者の鍛錬された演奏のコントロールする能力、だけに還元されることはできない、
「正しい」音を出すという言い方の次元、
能の音楽に速度と集中した意識を聴く者が見いだせなければそれは聴こえないのと同義だが、
インプロらしいインプロのなんと弛んで聴こえることか、そことは峻別されなければならない、
サウンドは推進される運ばれるものだが、ここでは静止が、圧倒的強度の静止が聴く者を縛りつけるようなのだ、
集中した意識による菊地〜モチアンの強度と地続き、
わからん、、、この事態をうまく言えない、この新しさは多くの過去を無効にしてしまう代物なのだが、
”沈黙は音楽から生じる。そして沈黙そのものがときには音楽となることがある。そのような沈黙に達すること。そして、人びとに棄てられた空間を、沈黙によって満たすこと。−自身の音楽について、カンチェーリはそう自注している。わたしは、少年の日に手回しの蓄音機で初めてシューベルトの「楽興の時」を聴いたときから、いつもずっと音楽を聴いてきた。だが、音楽を聴くことで、聴いてきたのは音楽がそこにつくりだす沈黙だったのだと思う。” 『幼年の色、人生の色』長田弘著 みすず書房 2016
こんばんは寒中お見舞い申し上げます。22日(日)四谷音盤茶会タダマスの現代ジャズベスト2016の選定を終え意気揚々と、musicircus2016年にきいた10枚企画への寄稿お願いでございます。役員運転手3年目で聴く時間は増えたけれどCD買えない孫持ちリスナーの多田へ、刺激をいただきたく、ハイコレ盤を教えてくださいまし。今年の返礼品は編集CDR2枚組と浅草蛇骨湯浅草寺ご自宅送迎権(4人乗車可)を用意させていただきました。3月下旬を目安にウェブでの競演を愉しみにしております! http://musicircus.on.coocan.jp/main/2015_10/
益子 博之 輪郭の滲んだ朧げな音像、深い残響、遠く広い空間イメージ。 ジャンルやスタイルでは捉えられないが、ティピカルなロック・ギター・サウンドが随所に散りばめられていたり、バカラック〜ビートルズ、果てはギャング・オブ・フォーまでが参照されているのもポイントかと。宗教的ではない、パーソナルな「祈り」を感じさせる。
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