Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2017年01月09日(月) |
The First Quartet / John Abercrombie |
サピオの記事で、頭部移植(!)とか新しいがん治療とか、サピオなんて読んでるのかマサノリ、ごめんパパ、
10年くらい前に作っていた編集CDR、おもろいー、が、曲目はshazamかざさないとワカラン、体で、それすらメンドー、で、ラジオだと思えばいいんだ、やたらグランディスで駆け回っていた新宿歌舞伎町や青戸、環七梅島、埼玉入間川越、の映像記憶がフラッシュバックしてくるのがドキドキー、
いまだPC新調分や3年前の都民税滞納が支払い切れていない、来年度は黒字化を見通すつもりで外食禁止ふりかけご飯作戦なのだが、なんと年末から残業が激減してしまい、お正月はももクロCD3種を中古で仕入れるというわびしいスタートダッシュとなった、
部屋のCDと図書館CD行脚でたくさんの音源をiTunesに再構築しているが、むむむ、聴いたことある音楽は聴きたくないっ!とわがままな倦怠感、やっぱ新譜のちからってあるわよ、現在生成している音源、もしくははじめて聴く宗派のお経とか?、なにそれ、
ニットの上着がジジイ臭くなってるので洗濯する、ちぢんで着れなくならないように祈る、
The First Quartet / John Abercrombie
Re-mastered from the original analogue tapes
アバークロンビーの08年『Wait Till To See Her』(ECM2102)以降のレジェンドぶりに呼応するかのように、長らく廃盤であった70年代のカルテットがリマスタリングされてボックスCD化された。当時の地勢ではウエザー・リポート、リターン・トゥ・フォーエバー、マハビシュヌ・オーケストラに拮抗するかのようにルックアウト・ファームやカラーズは登場したが、ポスト・マクラフリンと目されるように登場したアバークロンビーは興隆を極めていたフュージョンではなくジャズをプレイしたいと意図しており、このカルテットとゲイトウェイ(ホランドとデジョネットとのトリオ)の軌跡が残されている。改めて、これらの演奏のクオリティに接すると40年を経て現代に生き残ったのは彼らだということを実感する。
ピーコックとモチアンの軌跡に、菊地雅章を加える構成のジャズ史は可視化するか。ECMから初のソロ作品『At Home』がアナウンスされてはいた(音質が折り合わず未発売)。体調が不安視される中、唐突に2012年10月26日『Sound Live Tokyo 2012』東京文化会館小ホール、ピアノ1台、骨格だけが露わになった演奏が披露された(数日後の群馬県館林市「L'autre Meison西の洞」ソロ演奏が最期の公演)。会場には愛娘の姿もあった。菊地は終演後、この録音をアイヒャーに送ってほしいと関係者に伝えたという。2015年7月6日、ニューヨークの病院にて逝去。2016年1月にECMから届けられた本作品のサウンドに、アイヒャーの手腕、凄みに身動きできなかったファンも多い。紛うことなき史的な傑作である。
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