Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2016年01月24日(日) タダマス20来場御礼










タダマス20来場御礼


オーディオ鉄人でもある益子さんがスピーカーのコンディションを調整、コメントをはさむ山田あずさちゃんかわいすぎる耳がよすぎる、開演20分前になってセレクトCDの1枚がないことが判明、そのアルトソロならクラウンHDDにある、CDRは部屋だー、えー、これからフタリに買いに行く?日曜の19時にやっているかわからんが、よっしゃ飛ばすぜ相棒しっかりつかまっておくれ東京ドーム110kmおっとパトカー、こっち一通、駆けるルフィ、半蔵門FM東京上智大学四谷いーぐる走馬燈、



いやータダマス、20回目を迎えました、で、みなさんに拍手いただき、うるうる、あ!美人ちゃんのアスキータさんもご来場いただいてるー、



年間ベストを5年間、






1.Bigyuki
track 2: John Connor [M. Hirano/Bilal] 4:52
Bigyuki - keyboards; Randy Runyon - electric guitar, vocals; Daru Jones - drums (1, 3, 4, 5, 6); Justin Tyson - drums (2, 7); Bilal - vocals (2); Hannah Macklin - vocals (3); Chris Turner - vocals (7); Gregoire Maret - harmonica (7).
recorded at The Breeding Ground, NYC. ©2015
album “Greek Fire” (High Breed Music)

おれが悪かったすまなかった、アフターアワーズで1曲目のビックユキが良かったという感想が多数寄せられる。
Justin Tysonのドラムワーク、かっこいいのはわかるわよー、
タダマスではついジュリアナに話を持ってゆき、David Bowie の新作で長年のロックファンを唸らせるだけの魅力があることを認めつつ、も、ジュリアナのカルテット新譜があまりにもドラマーを際立たせるだけの上物が凡庸な出来(ピアニストはリーダー作を出せるレベルだろう)だったことは断言したいし、貧乏人はには高嶺の花コットンクラブでのジュリアナ・カルテットに出かけているマスコさんどうなのよ!いいわけないじゃない、プンプン、てな井戸端オバサンのりのディスに終始してしまったー。

BIGYUKI "RED PILL BLUE PILL" Live at Le Poisson Rouge NYC 

ケンドリック・オラクルも新潮流ドラマーのひとりで、そらもうジャズ新版ではありますが、音楽のレベル(!)としてはフュージョン時代のコーティングだよ、これは、パットメセニーグループがこのタイプのドラマーをフューチャーして往年のレパートリーを録音すれば容易に片付くだけのこと、耳のやさぐれたジジイどもがチャラチャラした若者たちの盛り上がりに入ってゆけるわけがないじゃないか、ねえ楽しい?

Kendrick Scott Oracle - We Are The Drum (Audio) 



2. Jacob Garchik
track 4: The Lady of Duck Island [Jacob Garchik] 3:28
track 8: The Opossum King of Greenwood Forest [Jacob Garchik] 3:21
Jacob Garchik - trombone, alto horn, tenor horn; Brandon Seabrook - electric guitar; Mary Halvorson - electric guitar; Jonathan Goldberger - electric guitar, baritone guitar; Vinnie Sperrazza - drums.
recorded at The Bunker Studios, Brooklyn in Spring 2014.
album “Ye Olde” (Yestereve Records 05)


Jacob Garchik - "The Lady of Duck Island" 

ちょっとどっこいしょ感のあるプログレ的いでたちに、ん?トリプルギターかい?これはもうジャズというよりもプログレです、プログレですって言ってしまうのも無根拠な納得に堕するようでキケンです、サウンドのフレイバはぜんぜん新しくないですが、構築されてゆくサウンドの行き先が不穏だと思えるのですね、はい、この盤、トータルアルバムとして現出させたいヴィジョンがあるようなのです、そこから糸をひとつひとつほどくように思考していると、なんだかもう、このひとたちの欲望はどこにあるのかそこはかとない狂気すら覚えるといった、



3. Ben Monder
track 4: Gamma Crucis [Monder/Cyrille/Rende] 5:15
Ben Monder - electric guitar, electric baritone guitar (3, 4); Pete Rende - synthesizer (4, 5); Andrew Cyrille - drums (3, 4, 5, 7); Paul Motian - drums (2, 6).
recorded at Sear Sound, NYC in October 2010 (2, 6, 8) and at Brooklyn Recording, Brooklyn in December 2013 (1, 3, 4, 5, 7).
album “Amorphae” (ECM Records ECM 2421)


試聴 

4曲目が突出して良いですね。

プーさんがTPTトリオのときにシリルのタイコを入れるかもしれないと言っていたのは、この盤で聴かれる固有のセンシビティなのだね、


(参考)
すでにリーダーアルバム、サイドマンとして130以上のアルバムに参加してきたNYのギタリスト、ベン・モンダー最新作がECMからリリースされた。ビル・フリゼールのフォロワーといってしまうと身も蓋もないが、空間を覆い尽くす響き重視のギタリスト。本作も音数は少ないが隙間の少ない演奏が並ぶ。ドラマーにセシル・テイラーらとの共演で知られるアンドリュー・シュリル、ピル・エヴァンス、キース・ジャレットの相棒であったポール・モチアンの二人が参加している。おそらくポールの最晩年を記録したレコーディングのひとつじゃないだろうか。アフロなシュリルとリリカルなポールのドラム、微妙な振動の違いに弦が揺れる。(高見一樹)



4. Mette Henriette
disc 1 - track 11: A Void [Mette Henriette] 4:27
disc 2 - track 14: Breathe [Mette Henriette] 3:59
disc 1 o: Mette Henriette Martedatter Rølvåg - tenor saxophone; Johan Lindvall - piano; Katrine Schiøtt - violoncello.
disc 2 Ø: Mette Henriette Martedatter Rølvåg - tenor saxophone; Eivind Lønning - trumpet; Henrik Nørstebø - trombone; Andreas Rokseth - bandoneon; Johan Lindvall - piano; Sara Övinge - violin; Karin Hellqvist - violin; Odd Hannisdal - violin; Bendik Bjørnstad Foss - viola; Ingvild Nesdal Sandnes - violoncello; Katrine Schiøtt - violoncello; Per Zanussi - double bass; Per Oddvar Johansen - drums, saw.
recorded at Rainbow Studio, Oslo in 2013-2014.
album “Mette Henriette” (ECM Records ECM 2460/61)

ECMデビューリーダー作が2CD、美人サックス奏者?月光茶房で一聴、これまでECMレーベルが使っていなかったサウンド空間をパレットに使用している手触りを得る、インプロ〜フィーレコではデフォルトになっている感覚が、先人たちが拓いたフィールドを若い世代は所与のものとして身に付けている、それをふまえたところで伝統的な(!)ECMサウンドに仕上げている。

今年のECMでピカイチでっせ、喧伝するわたくし、CDは買えないでいるー、どっぷり聴きたいよー、



5. Jon Irabagon
track 1: Revvvv [Jon Irabagon] 3:10
track 3: What Have We Here [Jon Irabagon] 3:31
Jon Irabagon - sopranino saxophone.
recorded at The Lake View Presbyterian Church, Chicago on December 29, 2014.
album “Inaction Is an Action” (Irabbagast Records 005)

おとーさんのいびき、とかに聴かれそう、ソプラニーノ・サックス?はじめてだわ、楽器の正体はおれは知らなくていい、この気持ちいい生命体のような音響に連れて行かれる。



6. Masahide Tokunaga
track 1: 1. [Masahide Tokunaga] 5:11
徳永将豪 - alto saxophone.
recorded at Apollo, Tokyo on January 12, 2015.
album “Alto Saxophone 2” (hitorri hitorri-994)

この盤は何回も聴いていた、と、CDレビューしてみたり、ところが、今回タダマスで聴くと生身のサックス奏者が鬼気迫る集中力でサウンドをコントロールしているリアリティに打たれるという、

同じサウンドを、異なるアスペクトで耳はトレースしている、いや、受信している脳の認識がたまたまチェンジしていた、それは再生したスピーカーでの音像のありようの異なりによって導き出されたのか、はっきりわからんのが、

これは受信するワタシの謎なんかな、



7. Nonoko Yoshida
track 6: Excerpt from 15 Lunatics (for my mother) [Nonoko Yoshida] 5:38
吉田野乃子 - alto saxophone.
recorded at The Silent Barn, Brooklyn in September 2015 (1-5) and at GSI Studios, NYC in April 2015 (6, 7).
album “Lotus” (Nonoya Records 001)

ぐほぐほ、がうがう、ぎょえーてぎょえーて、多重録音、サックスたくさん、いろんな成分がもあれ模様に鳴るものか、不意にコリン・ステットソンの音響轟音に通じているなあと思う。コンポジション/構造は先にあって、それに向かってゆく匠のわざを認識するけれど、瞬間的な不確定性を探してしまっているいまのわたしには歯が立たなかったみたいです、



8. Ingrid Laubrock
track 6: Hyptic Jerk [Ingrid Laubrock] 15:41
Tim Berne - alto saxophone; Ingrid Laubrock - tenor & alto saxophones; Ben Gerstein - trombone; Dan Peck - tuba; Tom Rainey - drums.
recorded at Firehouse 12, New Haven, CT on September 13-14, 2014.
album “Ubatuba” (Firehouse 12 Records FH12-04-01-022)



9. Matt Mitchell
disc 1 - track 3: Numb Trudge [Matt Mitchell] 16:20
Chris Speed - tenor saxophone, clarinet; Matt Mitchell - piano; Chris Tordini - double bass; Dan Weiss - drums.
recorded at Systems Two, Brooklyn on January 8-9, 2015.
album “Vista Accumulation” (Pi Recordings PI 62)

な、なんでや、これはもうヘンリースレッギルではないか!

血塗られたテイボーンと評したこともある(らしい笑)マット・ミッチェルの鉄壁カルテットの演奏が、それは導かれたり真似をしたのではなしに、強度の追及の結果、・・・ということなのかな、まあ、スレッギルの孤高の価値の認識は明確にあったかとは思う、・・・、スレッギルにしか果たせない、ある意味、現代ジャズのトップに君臨し続けている息も詰まるような強度の手法、が、このメンバーでも可能であることが証明された、そんな感慨に震えるのであった、



10. Dre Hocevar Trio
track 3: Critical Discourse Analysis (CDA) [Dre Hocevar] 11:09
Bram De Looze - piano; Lester St.louis - cello; Dre Hocevar - drums; Sam Pluta - electronics, signal processing (3).
recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn on February 26-27, 2014
album “Coding of Evidentiality” (Clean Feed Records CF 325)






Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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