Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2015年10月25日(日) タダマス19来場御礼






タダマス19 益子博之=多田雅範 四谷音盤茶会 Yotsuya Tea Party vol.19


ご来場のみなさま、ありがとうございました。


Badenhorst, Jozef Dumoulin の才能を再認識。
Jen Shyu の奥深い多様性の発見、と、彼女に集う Thomas Morgan, Dan Weiss, John Herbert ネットワークの確認。
Benoit Delbecq ピアノトリオの現在性と高み。
Tim Berne の健在。
Mary Halvorson 謎めく個性という存在から、汎ジャンル的横断といった事態以上の何か新しいサウンドを見せてくれる巨大な存在になるブレイクスルーを記録しはじめたのではないかという観測。


Tim Berne にしても Henry Threadgill にしても、一家を成す巨星である。
80年代から(厳密には70年代後半から)シーンをリードしてきた老舗の味も、後継できるのかというと、それはまた別の問題なのではないかと思ったりもした。


タダマスも19回目となると、才能あるミュージシャンのラインナップは星座の如く満ち、それらはシーンに見えるものだ。ジャズ売り場全体からすると偏っているのは当然だ。


それにしても、Thomas Morgan が出向くレコーディング、関心を持つ音楽、共演するミュージシャンたちの系といったもの、これらはすべて金色に輝く。Thomas Morgan が触発した演奏家たちはいやおうなく変化するだろう(必ずしも高度になるかはわからないけれど)。


んかー、Jen Shyu ちゃんと Craig Taborn さまが仲良しなのだったら、スタジオでも共演してほしいぞー


リスナーであるわたしは残酷に飽きっぽいぞ。まだまだ未踏峰な音楽の領域はある。いわゆるジャズのかたちをしていない、いわゆる音楽の要素に軸足はない、強度が奏者に依存していない、意図をコントロールし切れない投機、


現代美術とかも知らないとだめかなー、おれ。


言葉が走る前に、快楽が光速で到達している。













Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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