Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2015年10月16日(金) |
25日は「益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 19」ですー |
Close To You - Jacob Collier ■
Pedro Aznar Solo Dios Sabe (OFICIAL) ペドロ・アズナールの“God Only Knows”カバー(!) ■
いよいよ来週はタダマス19でございます。
19というと全米ヒット、ポール・ハードキャッスル「19」■ベトナム従軍兵の平均年齢だとか、しか浮かびません、80年代の懐かしダサいサウンドが泣けます、「週刊金曜日」の特集は“経済徴兵制”で、貧困層の有利子奨学金(そんなの奨学金とは言わないだろ、借金だろ)で、公務員に就職させるという図式だ、用意周到なんだ、18才選挙権とセットで。
ジャズ評論家の益子博之が現代ジャズを踏査するアンテナと眼光は鋭いままだ。タダマス選曲を契機にその才能に惹かれたJoachim Badenhorst、Jozef Dumoulin、蓮見令麻、Todd Neufeldは来日公演を果たしている。
モチアンもプーさんも鬼籍に入り、現代ジャズ世界ランキングもThomas Morganも不動の1位に、ラインナップも更新しなければならないなあ、と、日々思う。街に出てCDショップで試聴機で物色するも、さっぱりブツに出会えなくなった。タダマスが選定する年間ベストが、海外のミュージシャン投票やマーク・ラパポートさんと共鳴している事実が、さっぱりマーケットで観測されないという不可思議。
Thomas Morganが参加するディスクを聴きながら、「謎が持続している」強度に耳が捕まえられる。蛯子健太郎率いる「ライブラリ」に惹かれるのも、そこにある謎にだ。
-------------------------------------------------------------------------------------------- 益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会 vol. 19
2015年10月25日(日) open 18:30/start 19:00/end 22:00(予定) 会場:綜合藝術茶房 喫茶茶会記 (四谷三丁目) 新宿区大京町2-4 ホスト:益子博之・多田雅範 ゲスト:カイドーユタカ(ベース奏者) 参加費:\1,300 (1ドリンク付き)
今回は、2015年第3 四半期(7〜9月)に入手したニューヨーク ダウンタウン〜ブルックリンのジャズを中心とした新譜CDをご紹介します。
ゲストには、ベース奏者、カイドーユタカさんをお迎えすることになりました。ストレートなジャズから完全即興、ソロ演奏まで幅広い領域で活躍するカイドーさんは、現在のニューヨークを中心としたシーンの動向をどのように聴くのでしょうか。お楽しみに。(益子博之) --------------------------------------------------------------------------------------------
プーさんとモチアンとスレッギルと、メアリーハルヴァーソンとクリススピードと、 トーマスモーガンの参加作はすべからく聴きたい。 あとは要らんよ、
とは日頃申しておるわたくしですが、いやもう、世間で話題になっているアーティストはこまめにチェックはしてるんです、
が、あれもこれも、いやもうそれはジャズじゃないでしょう、うー志が低いー、演ってて恥ずかしくないんか、 こんなのまでジャズでくくれるのなら何でもアリですね、 えー、コレをあの方が褒めていたのですか?どういう角度で聴けば褒められるのだろう、 ううう、わたしがECMファン時代にあまたの仲間を失った「おまえの耳、腐ってんじゃね?」断言を数十年ぶりに封印をとくべきではないのだろうか、
ハマシアンのECM盤は、あれはECMとして素晴らしいでした、 タダマスではかけませんけど。
タダマスと松籟夜話と月光茶房でかかる音源は、次元が違うんだよなあ。
それはわたし個人の耳が高所から判定している価値なのではなくって、ゲストのミュージシャンの言葉のニュアンスや、言葉のかけらによる着眼と視点のズラしの光速、もとより聴取体験の言語化は”正しい”ことは言い得ないのではありますが、交差する言葉によって聴こえるようになったりお手上げになったりするアクチュアリティによって、
それこそ音楽のような理解、言語化できない謎そのものの理解、といった、
そしてまた熱を持って饒舌になってしまう、その音楽に何度も耳をそばだててしまう、
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