Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2014年10月12日(日) 菊地成孔「今ジャズ」講義





先生、あまり早く歩かないでくださいよー。千と千尋のせかいみたいですねー、だなんて、それ、こないだのわたしのセリフなんですよー。


知っている店長経験者がたくさん事務所のセンターに集っている。あらまあ、みんなお元気でしたかー、新宿店はたいへんですからねー、そうですか、山下さんが支社長ですか、がんばらないといけませんねー、大丈夫です、わたしがガッツリ守りますから。などと言いながら懐かしい気持ちになっている。どうしてクラウンの鍵してるんですか?あ、そうだ、紀尾井町から羽田空港に走らなきゃ、(あ、おれ、新しい仕事に就いていたんだっけ)、「川口元郷」表示でケータイが鳴る、ああ、いけない、ここでの仕事はもうできないんだった、ゴメンみんな、と、目が醒めた。


別冊エレキング『プログレッシヴ・ジャズ』の記事、
菊地成孔「今ジャズ」講義(聞き手=松村正人)

“卑近な例に成るけど、クラブ・ジャズの爛熟期に、ポスト・クラブ・ジャズのムーブメントとして『フューチャー・ジャズ』という概念が出てきて、『Out There』という、邦ジャズをメインにする雑誌があったりして、記憶だと、やれザヴィヌルバッハとかDCPRGだとか大友のONJシリーズだとかで、とにかく毎号出ていた気がする。あれも、クラブ・カルチャーとタッチしたものだけ、とか何とか、限定性を設ければフォーカスが絞れたと思うんだけど、渋さ知らズもやる、何かハードコアなピアノ・トリオもやる。と、『今のジャズシーン』を全部やろうとして結局瓦解した。”

伝説の雑誌『Out There』が菊地成孔に語られ活字になっている2014ねん。バスの中で友だちに教えられて、読んでみた。わあ、うれしいなあ。

全部やろうとしたのかなあ。おれはロヴァ耳書いてきよちゃんの写真を印刷できたのがいちばん。瓦解したのかな。おれの耳は続いているけれど。

なぎらさんのジャズザニューチャプターJTNCの成功に合わせて、後出しでエレキングが仕掛けたプログレッシヴ・ジャズ、菊地成孔の言う「今ジャズ」。ロバート・グラスパーとフライング・ロータスが共通しているのですね。


このトシになってある日気付いた、というか、都ホテルのトイレの大で立小便をしたときのことだ。むかしむかしの、母方の祖父母の家、母の実家の、じいちゃんの小便所チューリップの芳香がしたのである。おしっこをすると、数秒おいて大の便壷にチョロチョロ流れ落ちる。ほかのいかなるシチュエーションでも感じたことのない半世紀ぶりの感覚である。それって、母方の祖父とわたしの老年期の尿が酷似しているということだ。足腰の骨格や胴まわりの皮膚は父親の遺伝が色濃いのであるが、母方の遺伝子のなんという驚き。

来月母方の従兄弟よったんが東京旅行で来るけれど、そこで、いとこの小便の匂いをかがされるのはノーサンキューだろう、ぜったいー。












Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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