Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2014年06月10日(火) |
日経夕刊にフレッド・ハーシュの記事 |
ハイヤー歴18年の先輩とずっと過ごすのが楽しい。ひとまわり上の丑年生まれ。新聞スクープで羽田まで180キロ出して飛ばした話や、青森まで客乗せしたことや、マニアックな世田谷区のウラ道や、新潟地震のときに通行可不可を政府にレポートしたとか、奥さんに勝手に届けを出されて会えないだとか、おれはこんなところでくすぶっている場合ではないんだ、世界へ打って出なければと巨大なビルを見上げて叫ぶところもかわいい。どんな場所も、ルートを即答できるあたりも、神だ!うまい定食屋に毎日連れていってもらう。
日経夕刊にフレッド・ハーシュの記事。 来日公演は終わっているのに記事になるのは、CDが出たからだね。
記事は。これだと「病を克服したピアニスト」という捉え方が大きくなるよね。病は二の次だし、ヴィレッジヴァンガードを一週間ソロした偉業の価値だとかに読者を釣ってほしかったかなあ。
というわたしもタガララジオでたいしたことは書いていないけれど。 ■
けん坊が「どうしてタガララジオなんですか、音が出るんですか」と突っ込み入れてたが、練馬区田柄の田柄通りに住むステテコオヤジが、どのジャンルの住人にもなることができずに、彷徨うばかりの音楽コラムだからなのだよ。
PCにスピーカーつなげて、編集CDR聴きながら。めっきりCDを購入することをしなくなった。
この夕刊の一面に静岡文化芸術大学学長の熊倉功夫さんがコラムで「料理の説明」を書いている。
「これだけはやめてほしいと思うものがある。お料理屋さんやレストランの料理の説明である。」
「説明の大半はどうでもよいことだ。」
「食べる楽しみは、見て、味わって、さてこれは何だろうという驚きが大切ではあるまいか。」
「双方がたがいにもてなしあってこそ本物だ。」
なるほど。慧眼だ。
さてこれは何だろうという驚きをこそ、ぼくは書いて風月の老境を過ごしたい。
おおお、コロンビア創立100周年記念「伝統音楽のすすめ〜名人演奏と共に」2CDが、すばらしいトラックばかりなのにおののく。
おののく。おののく。おののく。
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