Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2013年02月03日(日) |
タダマス8についての驚愕すべき福島恵一さんレビュー |
文章を読んでいて、人生のスケールが地震に見舞われるようなことは、そうあるものではない。
耳の枠はずし:ポップ・ミュージック再構築への視点 − 「タダマス8」レヴュー ■
「マンフレート・アイヒャーは他のポップ・ミュージックに比べ卓越したミュージシャンシップが当然とされていたジャズの世界に研ぎすまされたリスナーシップを持ち込み、響きを溶け合わせて楽器と楽器の間の空間に風景を描き出し、空間構築をこれに先立つと考えられていた作曲やミュージシャンの組合せへと波及させた。」
なぜ多田と益子がライブ会場で橋爪の前で出会ったのか、福島さん原田さんとECMイベント2回に巡りついたのか、ECMを視て堀内さんと出会ったのか、このテキストに導かれるためではなかったかと度肝を抜いたように。
益子さんの「ポップの再構築」が意味するところに、今日になってガーンときている。
益子博之と福島恵一という、巨大な批評のスパークを目撃していたのである。
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