Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年09月19日(水) |
ラダメス師もシフの平均律のパッケージを指でなでる |
全盛期のポリーニがノーノやケージを弾いたのを体験しているラダメス師と久しぶりの歓談。こないだタワレコへ行って、シフの平均律のパッケージを指でなでてきた!なんておれと同んなじ行動をしているなんて、世界に孤独なぞ無いよね。
先月は岡田博美と舘野泉を現代音楽スコアで聴いたんだけど、ピアノの音でホールの明度が変わるわけ。この世ともあの世ともつかない刹那に息が止まりそうになる。もう、その体験に尽きるわけ。コンポジションの出来がとうのこうのは、あれは単なる箱だから。インプロもジャズもクラシックも、そういう体験に、何年かに一度あるかないかという一瞬に、生涯を照らす価値があるということだけなの。
たとい新聞の演奏評にしても、ほんと、一言、ワンフレーズだけあればいいのである。そしてそういう体験は、選べないし計画できない。
途方もない旅路だ!
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