Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年09月10日(月) |
「恋する原発」高橋源一郎 |
「死は忌むべきものだ」と主張しながら、逆に死をふりまき続けた「1000年前の人類」に対して、ナウシカは、死は忌むべきものではない、死者と共に生きよ、と主張している。死者と共に生きなければ、人は、自分が生きていることの意味を理解できないほど愚かだからだ。 「恋する原発」高橋源一郎
これに石牟礼道子の「苦海浄土」が引用される。
死、老い、汚れ、病、障害、貧困は浄化されなければならない世界に、 戦後、なった
ほんとうに「神様」を必要とする時がやってきた
おそらく「震災」はいたるところで起こっていたのだ。わたしたちは、そのことにずっと気づいていなかっただけなのである。
「恋する原発」高橋源一郎
そんなトシをとってもファックしたいものなんであろうか。
ウィーアーザワールドが合唱されてファックが盛り上がってゆく。
ううむ。
わたしも仕事柄ずいぶん頭の狂った人間、悪徳な人間、セコい人間、とても何ひとつ分かち合えないような人間に会ってきたけれど、ね、おれはそんな異星人のような言説と行動をする輩に会うときにたったひとつのコツ、ぼくはあなたに会いたかった、ぼくはあなたの味方です、と思って会うこと、こないだ不祥事を起こして退職した先輩が「いい?愛するんですよ、クレーマーを」と11年前におしえてくれた鉄則だけでやってきたんだ、
だからわかるような気がしないでもない。
嫌悪したり否定するのはそれをわかるからだし、わからないものには何も感じようがないではないかね。
よくわからない音楽をしつこく聴くくせはそういうことだったりして。
わはは。
さて、次の読書は「建築する身体」荒川修作+マドリン・ギンズなんだが、「恋する原発」と文体はぜんぜん違うんだが、同じことが書かれているように思える。
そんなことはないか。
あるか。
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