Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年05月28日(月) |
野田宣雄著『二十世紀をどう見るか』 |
午後2時45分に、晴れているのに遠雷、にわかに暗雲、小雨が上昇局面の株価のように大雨に。
井上陽水の「夕立」が耳鳴りする。カミナリ、集中豪雨、傘を持たずに駆ける小学生の光った黒ランドセル。
練馬の夏の夕刻の集中豪雨は、昼間の都心の熱気が北西に進み、茨城の太平洋側から走ってくる暖気と衝突!して、わきあがる上昇気流、積乱雲、熱帯雨林によって生成するメカニズム。
今日のは、それではない。
このところ大判の日本全図(地図)を見開いてうっとりと眺めるのが癒しになっているわたし。練馬の集中豪雨は関東平野だけのお話。日本全体を見ると、中国大陸に朝鮮半島とへばりついている地勢が実感される。
野田宣雄著『二十世紀をどう見るか』■(文春新書007)平成10年発行、を読んで、今なお雄弁なことだが、ボーダーレス化は中国のほうが有利な点であることに驚いた。日本系中国人として東夷秩序の末端に位置する未来への警鐘がある。千年紀のスパンで現代を見るときに、半導体遺伝子操作インターネット電子商取引などなどの新事象が引き寄せる「中世」・・・
日本語でこれまでと変わらない心持ちで暮らしてゆきたいよなー、て、立派なナショナリストなんだろーか。日本人ではなくていいけど、日本語人ではありたいかなー。
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