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| 2012年03月12日(月) | ＷＩＲＥＤ（ワイアード）ＶＯＬ．３（ＧＱ ＪＡＰＡＮ2012年4月号増刊） |
ＷＩＲＥＤ（ワイアード）ＶＯＬ．３（ＧＱ ＪＡＰＡＮ2012年4月号増刊）
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問い：ＷＩＲＥＤで検索して「世界最強のテクノジャーナリズム」をクリックするとＰＣがフリーズしてしまいます。
奈良東大寺の修二会（しゅにえ）に行ってきた。
ＤＣＰＲＧインパルス盤やあすかちゃんの年間ベストにあったアジカンやたくさんの編集ＣＤＲを聴きながら。
夜勤明けで朝７時から午後３時まで寝て、起きて、３時１１分に練馬を出て、４時０２分に東京インターに入って東名高速道路を奈良に向かう。
すぐに海老名パーキングでウキウキしてしまうし由比ガ浜が見えると泉鏡花「星あかり」だし、刻々と変わる富士山、浜名湖の展望、・・・
じじいになると世界が美しく見えるようだ。名古屋の伊勢湾岸道路あたりでカツカレーくって「うめー！」と言っていると夜９時、やばい早く行かないと。
三重県？の亀山インターで名阪自動車道に入ると通行料無料で天理まで行けばいいと「発見！」し、しかしソニーのナビは無茶やで、おまさんの言うとおり走ってたらイケンかったやんけ。
奈良市街の２３時は深夜なのね。うきゃあ！シカが歩いておる。暗闇でシカとたわむれるわし。
アイフォンの地図見て自分で考えたほうがうまくゆくのだわ。二月堂へ１３０メートル地点に車を止めて。
局（つぼね）に入り小一時間鑑賞して、うどん食べに出るとキュートすぎるドキンちゃんが甘酒飲んでる。王様のレストランから松本幸四郎ファンになっていろいろつながって２年前のお水取りでご一緒した女子大生が「あのとき足けがしたけど、ほら！こんなに元気だよ！」と再会する。美人すぎる先生やＮＨＫのひとにもお会いできる。兄ちゃんはどこだ？
（中略）
二月堂のおみくじ、また「凶」かよ。次男が芸大に受かったと電話してきた。二月堂のうそつき。
本屋に寄って柄谷行人×内田樹「日本の文脈」とワイアードＶＯＬ．３を買う。ワイアードなんておれみたいな低収入かつ無関心な人間には４８０円というのは、これだけのクオリティ、絶対買うわな、特集「THE NEXT BIG THING 破壊者たちの新たなビジネス革命」、アマゾンＣＥＯ、FaceBook元社長、ダイソン創業者、FaceBook,Twitterを操る巨大投資家、の４にんが、ビートルズ「リヴォルバー」みたいな表紙で、世界は新しく何かが動いているみたいだ的な雰囲気をかもす。
どの記事もおれが読んでもびっくりすることばかりだ。アマゾンＣＥＯがマーケットに投入する「ファイア」って何だ、すげーぞ。おれの編集ＣＤＲ作り、コラム「タガララジオ」、音盤茶会タダマス、・・・また一歩音楽を聴くパラダイムが変わりそうだ。おれのＣＤジャケを手にする愛着はどうなる。何年も聴けなくてやきもきするあこがれはどうなる。音楽制作はどうなる？ワイアードを読んで、世界はものすごいスピードで動いていることがわかる。グローバリゼーションがモンダイを抱えているのは確かだ、しかしブレーキをかけることで症状は緩和しない、正視する知識からスピードを飼い慣らさなければおれたち無産階級は死ぬぜ。おおこわ。
編集長の若林恵さんがmusicircusの今年のベストに寄稿してもらったことから手にした雑誌だけど、「日本の文脈」をそっちのけであぜんとして読みふけっている。Stay Hungy, Stay Foolish が向こう側に見えるんじゃないかと思いながら。
