Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2011年12月18日(日) 秩父の山々

夜明けのはりつめた空気の中、秩父の山々を遠くに見ながら、グールドのアリアを聴く、なんて。
そこらへんのクソ中学生のおなじやで、だけど、耳にしみる、新しい朝が来た、希望の朝だ、よろこびに胸をひろげ、おおぞらあおげ、ラジオ体操しないがな。

イタリアの空を想像すると、イタリア系の血でありトランペットの修練に由来する音感カンペキ、不世出のヴォーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオ(1942-2010)を想う。

レインボウの『虹を翔る覇者』(1976)は金字塔である。ハードロックの頂点にある作品でありジャンルの代名詞である。なんて書くか!そこらへんのクソ中学生とおなじやで。

サウンドのイマジネーションが秩父の山々を駆けめぐるパッションは、
比叡山の修行僧がときに放浪し奈良の山中を山伏となって駆けめぐる性急と、
等値である。

菊地成孔の粋な夜電波をポッドキャストでがんがん聴いてロクリアン正岡やサンラミーツジョンケージ、ジョビン三月の水、音楽はおれの耳の中に入っている、菊地せんせい、21世紀の天才である。作る音楽にいまだ至らぬおれだけど。

BCR『青春に捧げるメロディー』を聴きながら、世界のキクチの時代を生きている感謝に、なむー。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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