Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2011年01月22日(土) |
Gilles Aubry と池袋東口ビル9階サウンドスケープ |
池袋東口の雑居ビル群のひとつの9階のベランダ。午前5時。 これから土曜の朝を迎えようとする明けてゆく空、と、風、つめたい空気のハウリングするような音。 向かい側の年末から建設していたビルが外装をまとい始めている。徹夜の工事業者が断続的に金属音やわめき声をたてている。 ごみ回収のトラックの作業音や、断続的な新聞配達のバイク音、交差点の信号の変化を反映した排気ガスの音。
赤コーラはなぜ中毒になるのだろう、赤は共産主義で、コーラは資本主義で、そんなドリンクであるわけではない、単に、カフェイン。 カフェインが中毒症状を起こしているなら、ブラックコーヒーのホットで煙草を吸ってみよう。糖分だけ避けられる。
この同じ場所の32年前、1Fにあった喫茶店でオリジナル・コンフィデンス(オリコン)たしか200円、を、読んでいた。 クリスタル・キング「大都会」、サザンオールスターズ「いとしのエリー」、もんた&ブラザーズ「ダンシングオールナイト」、 そんな曲が並んでいたっけ、みんな時期が少しずつ違うなあ、記憶がごちゃごちゃになってら。
出勤前に聴いてきたGilles Aubryの音響作品の記憶と、目の前のサウンドスケープが共鳴しているように思えた
とたんに、巨大な音響空間に投げ出されていることに気付いてしばらく耳をすまして動けなくなる。
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