Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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神経痛で熟睡できずに午後2時からのNHK「日本の伝統芸能」■をつけていたら 人形浄瑠璃文楽、「義経千本桜“河連法眼館の段”」にすっかりまいってしまった。
一昨年、人形浄瑠璃とクラシックの融合企画コンサートを楽しんだことがあって、初めて触れる人形浄瑠璃、しかもライブで、感動した体験記憶はあったのだけど、その体験が今日の感動の下地となっていて、ぐいぐい引き込まれてゆくのがわかった。
何事も体験しておくと、それが感動を連れてやってくる、ということはあるのである。へんなにほんご。
人形なのになかなかの表現力だなー、から、すっかりその世界の住人になってしまう、へ。
そのあとうたた寝して、目覚めたらクローズアップ現代「ある少女の選択〜“延命”生と死のはざまで〜」■を観ました。 延命治療を拒んで家族と過ごす時間を選択した少女の、最期のことば、いろんな風景、家族のにおい、を、綴ったところで泣けた。 すごくシンプルで本質的な詩のようだった。
余命3ヶ月の報せをきいて1年になる母親に会い、まだはいはいしかできなかった頃の記憶がよみがえった。 二階に寝かされていて、朝起きると父母はそばに居なくて階段の踊り場まではってゆき、大声でわめいて階下の気配に耳をすましていた。 階段をのぼれるようになったけれど、おりることがこわくてできない気持ちや抱き上げられる感覚も思い出していた。
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