Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年07月15日(木) |
『反撃カルチャー プレカリアートの豊かな世界』 |
ECMのサイトをみると、オフィチウムの新作が出るのかな。
じぶんの名前でぐぐったら、ハードでルーズな生活というサイト■に引用されている5年以上まえのじぶんの文章を読んではずかしくなる。
こないだmusicircusで学生時代に書いた意味不明なテキストがECMファンクラブ会報の記録として復刻するという。
それを復刻するなら25さいのときに書いたSJ別冊のキース・ジャレット10枚レビューを復刻してほしい。 だいたいジャレットの作品に対して風の谷のナウシカを唐突に登場させている文章なぞ、書いた自分が恥ずかしいと20年以上思い続けていたけれども、あのナウシカに表象される浮遊感をジャレット作品にあてていたのだから、今となっては斬新に正しいということではないか。
「タガララジオ12」はジャレット〜ヘイデン、アンドリューヒル〜チコハミルトンから書いてみようかな。
雨宮処凛著『反撃カルチャー プレカリアートの豊かな世界』(角川学芸出版)を読む。練馬区平和台図書館から借りてた。 労働/生存運動。「こんな世界は嫌だ!」 派遣切り。正社員になっても名ばかり管理職で時給換算するとバイトより安くて過労死。追い込まれるほうが自己責任。 秋葉原事件の加藤容疑者は犯行前にバンプオブチキンの「ギルド」の歌詞を書き込んでいた。 世界はつながっている。あいつもこいつもおれだし、おれはあいつでありこいつだ。 既存のシステムを否定する・壊すんではなく、価値体系をねじって新たな居場所を創出する痛快さ、が、いい。
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