Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年05月11日(火) |
清水俊彦さんについて。ニセコロッシ観。 |
清水俊彦さんについて。ニセコロッシ観。
おれも清水俊彦のジャズライフ連載や福島恵一のジャズ批評連載を読んでなければジャズオルタナティブを聴いてなかったずら。 アウトゼア誌作成時に横浜ジャズプロムナードで藤井郷子さんや座間裕子さんと清水先生にお会いしたことあるだけなんだけど、 おれへのコメントは5秒であとはずっとかわいい座間さんばかり見つめていてこのえろじじいと激しく共感!した記憶しかない。
生前親しかったひとたちからの証言をきくと、なにやら更年期に発症したパーキンソン病の薬の副作用もあって、 幻覚、妄想、思考がまとまらない、幻想と現実が混濁する、という苦しみがあったことは容易に想像されると、 それはおれの知り合いの医者も言っていたけど、正常に戻るときがある病状時期はなかなか切ないものがあるらしい。
大友良英さんの文章■を読むと、 自分の作品だけ切り取って古本屋に処分していた可能性、その悲痛さを思う。
おれは情状酌量めいた事実の不明確なところを書いてしまっているのだろうか。おれは愛読者として失格だな。
福島さんのレクチャー、「触発する清水俊彦像を示唆してみせる」愛情のある素晴らしい営為に、つい余計なことを書いてしまった。
80年頃だっけな、スイングジャーナル誌で清水先生が年間ベストを書いていて、半分以上がECM作品なのに驚いたことがある。 先輩が「いや、あのベスト選は輸入盤が対象外だから、仕方なく国内盤になってるECMを結果並んだということだよ」と 助言してくれていたなあ。
ジャズオルタナティブが出版されたあとのジャズライフ誌連載分はまだ未発表のままな気がする。 群馬の倉庫にはその頃のジャズライフ誌がまだあったはずなので、発掘してまたそういうCDたちを聴いてみようかな。
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