『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』岩波書店■1970年にアルコール依存症を装って潜入して取材した『ルポ・精神病棟』(朝日文庫)の著者、大熊一夫が、イタリアの精神科医フランコ・バザーリアが60年代にはじめた精神病棟を廃止する運動を紹介している。じっさい、イタリアではすべての精神病院が閉じられた(!)という。