Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年07月13日(月) |
平岡正明逝去モチアントリオ新テナー消えたインプロ |
棺桶が置かれており、 胸板が2枚、剥がされて、脈打っている 乳首の周りの皮膚のかたちがおれと同じ
かならず殺されるように把握されている 脱兎の逃げかた 生垣を飛び越えると2メートルくらい落下して、 みると スーパーの駐車場 自分のくるまを捜す くるまに乗れれば 遠くへ逃げられる
平岡正明さんが逝去。 7月9日午前2時50分、脳梗塞のため横浜市の病院で死去、68歳。
平岡の書いた『毒血と薔薇』2007、あいかわらずの昭和の闘志ぶり、なぜか「寺島靖国をぶっ壊す」と宣言しており、それを菊地成孔がレトリックであやしてしまっている、というドラマ付きトレーン論集。 『黒人大統領誕生をサッチモで祝福する』2008、オレはタイトルに平岡の目の曇りが反映されていたようで残念に思った。 そうか、目が曇ったら、死ぬか。
ヴィレッジ・ヴァンガードに出演するモチアントリオ。なんでこれでプラス3なのか?
July 07 - July 12 PAUL MOTIAN TRIO 2000 + 3 Loren Stillman-asax, Michael Adkins-tsax, Masabumi Kikuchi-p, Ben Street-b, Paul Motian-ds
なに?マイケル・アドキンスという新しいテナーを擁しているぞ。 ベースのベン・ストリートの名は見た記憶はあるが注目したことはない。
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improvインプロの世界つうのは、いったいどこへ行ってしまったのか。
2001年に聴いた『Phosphor』■、これはアンドレア・ノイマンとアネッタ・クレブスの存在に注目した盤で、当時は最先端な即興音響を放射していた記憶がある。 先月発売された『Phosphor II』■、これがちっとも良くない。あんたたちナニしてんの?と耳をかしげたくなっているおいら。 おいらのモンダイか? 内橋和久のギターソロ『Flect』も最近聴いていたのだけど、強迫観念以外に何も感じないのだな。 おいらの耳がインプロを去った、と、わきまえてもみた。
だけどこないだのカフェズミで聴いた秋山徹次ら4にんのギタリストによる『Wooden Guitar』(Locust Music 2008)は、じつにいいのだ。
この感性の断絶は、大友良英が作ったシーンの審美によるものだろう。「新しい即興」として定置されているはずだ。たしか。
Monte Alto Estate / sim + otomo 2009 こんなんを聴いてみたが。ナニしてんの?という世界。
おびただしい数の、残念なインプロ盤たち。
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