Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年02月06日(金) |
バール・フィリップス夫妻が住む南仏のサント・フィロメーヌの映像 |
バール・フィリップス夫妻が住む南仏のサント・フィロメーヌの映像があった。>■ これは、藤原敏史さんが 「バール・フィリップス(『インディペンデンス』の音楽の作曲家)の孫娘の誕生日プレゼントとして作ったパーソナル・ムーヴィー。フィリップス夫妻が暮らし、孫娘が夏休みに訪ねていた、南仏の山の中にある中世の城郭跡の風景と、そこを照らしだす夏のまぶしい光を捉えようと試みた。」という 『サント・フィロメーヌの光 The Lights of Ste. Philomene (2002)』という映像作品。
なんつか衝撃的に癒されます。意識がその場所に飛んでゆきます。
ここで『アーカス』や『アングルス・オブ・リポウズ』が録られたのだ。
ECM 1862 ジョー・マネリ/バール・フィリップス/マット・マネリ アングルス・オブ・リポウズ
ECM1678という傑作に屋上階を重ねるセッションは可能かという疑問は杞憂だった。バール・フィリップスが暮らす南仏の山の中にある中世の城郭跡、サント・フィロメーヌ、ここはフィリップスとバリー・ガイが即興ベース・デュオの傑作『Arcus』MayaRecordings1989が録られた場所でもあるが、そこでの響きというシチュエーションの作品。もとよりジャズに限らず、場所の響きという関数は重要であり、それはフィリップスの弦の残響の特異にとどまらず、即興の生成を深く規定している。ここに聴かれる沈黙は特別なものだ。(多田)
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