Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年01月18日(日) |
ニセコロッシ・ピーピコ大統領就任演説の草稿をスタバで書かなければならない |
ニセコロッシ・ピーピコ大統領就任演説の草稿をスタバで書かなければならない。パフュームのポリリズムの振り付けの練習、オードリー春日になりきる練習、グスターボドゥダメルの指揮ぶりの真似、を、こなして軽い汗を流してから、駅前まで自転車をこいでゆく。
我々が危機の最中にあることは、今やよく理解されている。我々の音楽は、大きく広がるユニバーサル社や広告収入が無ければ成り立たないミュージックマガジンや我々の耳の感覚を経済的不可抗力で劣化させるネット配信、笑顔とギリギリのオッパイ画像ポスターでたぶらかすクラシック奏者、ジャケのデザインだけでジャズの雰囲気を偽装するセッション、営業収入と結託する選定ディスク、を、相手に戦争を行っている。我々の経済は、きわめて弱体化している。
本日我々は、我々の音楽をあまりにも長い間阻害してきた、音楽評論家たちの記述の行間に漂う小さな保身的配慮や偽りの感動、聴かなくても書けてしまえるようなクリシェ、言い古された俗説を終わらせることを宣言する。
世界が拡がってゆくように思えた若い頃に聴いていたECMのレコードたちと当時の仲間たちのことを思い出す。夏の夕刻にコリア=バートンのクリスタルサイレンスライブが響いたり、バイラークのサンディソングをガールフレンドと聴いたり、何も予定のない晴れた午後の小金井公園にジャレットのコンサーツ・ブレゲンツが聞こえたり、青函連絡船の記憶にヴェサラのナンマドルが鳴り、 毎週新宿にあったJ&BLサンセットに集まり、このディスクはぼくのだ
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