Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2008年06月02日(月) |
RE:ぼくらが旅に出る理由 |
「とおくからとどくうちゅうのひかり まちじゅうでつづいてくくらし」
こういうのを聖書のことばに匹敵するだろう、 空海や泉鏡花や三島由紀夫や谷川俊太郎や高橋源一郎といった存在に続いて日本語であらわしたコアなものだと思う。
オザケンが旅に出て遠くから示していることがらは反グローバリズムやエコロジーといったくくりも適用可なのだけど、
社会性を身につけるとか礼儀とか、経済性とか、伝統でも革新でも、所与の文脈の枠組みよって、 哀しきかな、感覚まで痛々しく変容しなければ生活することに満たされないでいるわたしたち、を、照らすことなのだ。
イエスの磔、ルターの宗教改革、マルクス、マックス・ウエーバー、ジョン・ケージ、ビートルズ、公民権運動、ポストモダン、911、 一過性の革命のかずかず
音楽だけが重要なのではない。
よどみなく話すひとはおのれをあざむいているとは思わないのかな。
上田閑照「非神秘主義−禅とエックハルト−」岩波現代文庫に鈴木大拙の写真が載っている。
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