Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2008年02月26日(火)



ぼくがいつかお茶碗になったら建物のずっと向こうに見える高くて大きな送電線に乗って。

そうだった、そうだった。そんなふうに同じ曲を何度も聴いて、何度も聴いて聴きすぎて吐き気がするほど聴いてぼくたちは。

Musicircus で更新したコラム、長井明日香さんのベスト10、の文体、に、そんな空をおそわったのだった。

Jazz Tokyo の更新はジャレットインタビュー2と清水俊彦さんの剽窃問題。

インタビュワーの須藤伸義さん、すばらしいインタビューを読むことができて感激です。おいらの質問も取り上げてくださって感謝です。

清水さんの生の軌跡にはそういうことも含めてあったのだな。ジョン・ゾーンや大友良英のライブのほとんど最前列で聴いていた小さなおじいさんの背中の記憶がよみがえる。ぼくは孤独だった。演奏者も孤独だった。清水さんも孤独だった。それを言えば誰もが孤独だったなかで、放たれた音が、演奏者を、清水さんを、おれを、あいつを、あのこを、この未明のひとときにつなぎとめている、ような、甘美な、何かを支えあっているような、起こっていることに身を削がれるような痛み、と?、それはどんなジャンルの音楽にも言えるのだろうたぶん、さあ、おれたちはイカサマだぜ、ただ、この音の真実ってもん、に、


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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