Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年10月10日(水) |
ソプラノ・サックス / スティーブ・レイシー |
レイシーがエリントン研究からセシル・テイラーと出会ったころにプレスティッジに吹き込んだ初リーダー作。じつわおれ、レイシー作品は40作以上耳にしているが、これは聴いたことなかったの。はずかし。 ピアノはウイントン・ケリー。 レイシーは最初っからレイシーの音色を持っている。・・・シドニー・ベシェの後継者、と、言われていたレイシー、わかるわかる。・・・で、そのシドニー・ベシェこそはブルー・ノートの恩人であり(売れることで財政的に支えた)、その音楽の存在は母のようではなかったか。・・・進歩主義的ジャズファンは、レイシーをだしにベシェを賞賛してはいる。・・・芸能の本質、というか、レイシーの、若き日の、ボビー・ギレスピー然としたいでたち、と。・・・。 レイシーは、今日はどうでもいいの。ウイントン・ケリーのピアノばっかり聴いているのよ。 2曲目「Alone Together」、の、ケリーのバッキング、最小限の音で高音で遊ぶ2分30秒すぎあたり。寡黙な美少女の告白みたいに素敵だわ。
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