Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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本の感想。
『知に働けば蔵が建つ』 内田樹 >「宿命とは何か」の、既視感こそは宿命のしるし(徴)、に、うっとり。
『ジャズでめぐるニューヨーク』 常盤武彦 >と、とうとう杉山和紀さんのお姿を拝むことができました。そっかー!杉山さんもロフトジャズでエアーにやられていたのか。悠さんと一緒だ。おれも一緒だ。ぎゅっと手をにぎってガッツポーズ。ジャズはわたしたちのものだ。注:「わたしたち」にはすでに杉山さん、悠さん、清水さんが含まれているのだ。
『メディアと無意識 「夢語り」の場の研究』 新宮一成編著 >ううむ。なんで他人の夢はこうも面白くないんだ、おれの夢にくらべて。
『天皇と東大 大日本帝国の生と死 (上)』 立花隆 >岸信介の顔を見て渋谷陽一を連想しハードロックを講釈したくなるのはわたしだけでしょうか。麻生太郎て、大久保利通のひひ孫、牧野伸顕■のひ孫にあたるんだ。
『吉田秀和全集3 二十世紀の音楽』 >ヴァレーズがドビュッシーのコンサートには聴きに来る(個人的につきあいがあったようだ)、「これがわたしの愛する音楽だ」と示したのはベルクの『抒情組曲』とモンテヴェルディのマドリガル集のレコードだった、とか、うれしい。
『人物アメリカ史 (下)』 >シカゴの貧民窟で闘った女性運動家ジェーン・アダムズ、を、知る。あと、マーティン・ルーサー・キングの有名な「I Have a Dream」の演説、ECM1番のマル・ウォルドロン『フリー・アット・ラスト』はこの演説からタイトルが取られてるんだけど、そ、そんなミーハーなタイトルのつけかたってどーなのよ。
『賢い患者学 ガンは「食べて治す」』 関根進・鈴木博子 (ぴいぷる社) >図書館でこの本に小さな桃色の付箋が挟まってて、丹田に力を入れて肺の隅々まで息を吸い込むという「正心調息法」、毎日25回繰り返す、ことで、ガンをなおす、と。ガンは「突発性の老化」である、と。宇宙の無限のちからが満ちた、と、いうふうに腹式呼吸をする、って、2年前に高野山で体験してきた「阿字観瞑想」■じゃない?
二葉あき子の「フランチェスカの鐘」■をラジオで聴いてシビれる。瞬殺されて恍惚とする。あー、このCD、ほしー。
同僚がラジオでフォークっぽい曲を聴いて感動したと言っていて、歌詞の一部から「それって、ハナレグミの「家族の風景」だよ」と、おれが教えてあげたのに、「たださんもわけわかんない音楽ばかり聴いてないで、さ、ハナレグミを聴くべきだよ!」と言う。あのなー!とっくに聴いてるよ!、聴いているから教えてあげられたんだろ!と、言いたかったけど、「はは、はーい」と、こたえるだけの小心者なわたしです。
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