Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年05月22日(火) |
『こどものピアノ小品集「海の日記帳」』 6曲目 |
三善晃の『こどものピアノ小品集「海の日記帳」』を聴きながら、群馬へ。 6曲目。 わたしが5さいのときに住んでいた砂川市の宮下と呼ばれていた土地での箱庭のような土地の記憶で。 借家の裏には薄暗い、コンクリートで2メートル四方に囲まれた高さ30センチほどの水槽、のような、腐った板のフタがかぶせてあり。 そこに行ってはいけない、そこに行ったら死んでしまう、と、言いふくまれていた禁忌の場所で。 夏のある日、わたしは借家の裏に来てしまったのだった。 そこで、ピアノの音を聴いた、のだ。 ああ、そのときのピアノの音だなあ、と、41ねんぶりにその場所の記憶がよみがえってきた。
新宮一成の著書『ラカンの精神分析』■の、3にんの囚人が同時にダッシュする理由について、17さいのむすこは本文を読みながら瞬時に理解した。あいつはほんとにあたまがいいのだな。偏差値85って、なんなんだ。ま、わたしの音楽リスナー偏差値には勝ててないけどな。
トルヴェール クヮルテット■のピアソラのナンバーを編集CDRに入れてきて、「このピアノは菅野よう子というひとだ」という。
お、おえーっ?
「え?なんで知ってんの?何をしてるひと?」ときかれて、 「坂本真綾のデビューアルバムの1曲目、フィール・マイセルフを創ったひとだー!」とわたしは即答。
「おい、おやじー、武満徹というひとの映画音楽を聴かせてくれー!」と言われる。 映画音楽だけでなく、オーケストラ作品も聴いてみたまえ。
大学入試出題作家第2位となった内田樹の『子供は判ってくれない』と『9条どうでしょう』をわたしてくる。
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