Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年01月07日(日) |
編集CDR 『 songbird 』 2007.1.11 ・ビージーズ「メロディ・フェアー」速度の驚異 |
長女と買い出しデート。居酒屋で焼き魚定食。 イトーヨーカドーの食品売り場、お互いわりといつもと同じ品揃えのカゴのなか、カゴはべつべつに、会計はいっしょに。 池上温泉、という銭湯に見えて実は濃い黒湯の温泉、へ。
長女が生まれた日は、『キース・ジャレット・スタンダーズ・スティルライブ/枯葉』ポリドール日本盤の発売日だった。 子どもが生まれそう、という愛妻を赤十字病院へ連れてゆき、カップルとしてのさいごのバイバイ、手をふって閉まるエレベーター。 次に会うときはぼくと彼女は父親と母親になっていて、二度とふたりだけのカップルには戻れない、のを、たぶん無言のままに。
そういうことを書こうと思ったのではない。
スタンダーズの作品観としては、『Vol.1』『チェンジズ』『Vol.2』となった最初のセッションを歴史的頂点として、『ライブ』『スティル・ライブ』までを高評価とする。その後は、『Tokyo 96』『ウィスパー・ノット』まで傑作無し、です。 ちなみにマイルス追悼『バイ・バイ・ブラックバード』も、駄目盤。『アット・ブルー・ノート』も同様。(このサイト、とても便利です>■。) 久しぶりに『スティル・ライブ』と『ウィスパー・ノット』を聴くに、前者の評価を下げ、後者を上げるという微調整をしたく。
ふと、思いついて編集CDRを作る。6曲目からの流れがいまいち。ラスト3曲の流れはばっちり。
編集CDR 『 songbird 』 2007.1.11 01. songbird / Fleetwood Mac – Christine McVie vo 02. A Light In The Black / Blackmore’s Rainbow レインボーの代表曲は『ライジング』B面2曲目でしょう。70年代ハードロック、ツェッペリン以外聴く物はない、とはいえ。 03. Melody Fair / Bee Gees ★ 04. flower / L'Arc-en-Ciel 05. I’ve Just Seen A Face / The Beatles – Paul McCartney vo 06. In My Room / Beach Boys 07. The Dreaming / Kate Bush 08. I Know / Fiona Apple 2000 09. 虹と雪のバラード / トワ・エ・モア 1971 10. I'm Not In Love / 10cc 1975 11. 伊勢佐木町ブルース / 青江三奈 1968 12. スージー・ウォンの世界 山下町mix / クレイジー・ケン・バンド 13. パパ泣かないで/ クレイジー・ケン・バンド
おそるべし。ビージーズの「メロディ・フェアー」。 中学生のときに聴いて以来。 こ、このサウンドの遅さにいやおうなく性急に立ち上がる、届かない夢へ駆けるような音楽の痛み。 ヴォーカルが夢のように進むのに、演奏の速度がこの上なく甘美に届かない。この届かなさ、が、あえぐように夢(主旋律)を追いかけている。 速度にかけては『ラブレス』『解体的交感』と対比されるべきレベルのおそるべきナンバーである。
たださん、ちゃんとした日本語使ってくださいね。
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