Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年06月03日(土) 高橋悠治の『フレデリック・ジェフスキー:「不屈の民」変奏曲』(写真)がCDになっていたので、あわてて買った。



ギタリスト宮之上貴昭1985年の傑作『ウエス・モンゴメリーに捧ぐ』2LPを完全版として(できれば当時の未発表テイク入れて)CD化してほしいです。

舘野泉ピアノの『ノルドグレン:小泉八雲の怪談に』を聴く。
雪女が老人に冷たい息を吹きかけて老人のそばで子供がおびえているジャケがいい。
しかし、このピアノ、の、表現。・・・舘野泉のピアニズムの視野、とか、マリア・ジョアン・ピリスのピアニズムの丘、に、立つと、キース・ジャレットとか高橋悠治、ハービー・ハンコック、グレン・グールド、セロニアス・モンク、バド・パウエル、ボヤン・ズルフィカルパシチ、ヴァレリー・アファナシエフ、坪口昌恭などのピアノが児戯に思えてくるから不思議だ。・・・ごめんねみんな、チック・コリアを筆頭にすでにピアニストとみなしてないピアニストがたくさんいるのよ。・・・あ、ブラッド・メルドーは図抜けて見えるな。
立っている場所によって風景は変わること。

高橋悠治の『フレデリック・ジェフスキー:「不屈の民」変奏曲』(写真)がCDになっていたので、あわてて買った。
あ、『いちめん菜の花』もCDになっている。
「6月には高橋悠治の70年代の録音の多くが紙ジャケCDで再発されるという」
武満徹の『カシオペア』はツトムヤマシタを、『アステリズム』は高橋悠治を、『ジェモー』はハインツ・ホリガーとヴィンコ・グロボカールを、それぞれ想定して作曲された、と、最近知ったです。

『ジェモー』のふたつのオーケストラはもう少し離して聴きたいし、オーボエとトロンボーンという音のボリューム格差からすると、オーボエは3歩前へ、トロンボーンは3歩下がってオーケストラにまじって、ほしいです。

『ジェモー』を、やはりここはホリガーとグロボカールでもって、ECMで、ライブ録音、してみてほしいです。岩城さんの指揮で。こういうことは実現可能性があるうちにやっておくべきだと思います。おおい、アイヒャー、これだけはかなえておくれよー。

それにしても、
日本の現代音楽のオーケストラものは、ほんとにホールで聴きたい。
ジャズはCD聴けば、わかるんですよ、じつりきもじょうげんちも。ジャズはライブじゃなく、CD!いいオーディオでCD!
クラシックはCDじゃだめなんですよ。現代音楽はCDじゃなく、ライブ!ホールに響きわたる空気の揺らぎ!作曲者はCD再生なんてぜったい念頭に置いてない。

ホールでオーケストラを聴くとき、ニセコアンヌプリを見上げている気持ちがするの。

ごめんね、好き勝手書いて。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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