Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年04月15日(土) |
12まいのジャケ、ぜんぶわかるか! |
市ヶ谷の深夜の歩道。オリジン弁当を買いにCDウォークマン(いまどき?わるかったな!)で。 「くるみ/Mr.Children」「ファミリーチャイム/岡村靖幸」の2曲だけを聴く。音楽の神さまはここにいるぞみんな!岡村靖幸の美しくて激しくて切なくて魂がこぼれるようなエモーションの創造物。恋をする、って、こんなだった。
月光茶房で聴いた「Mars」■ Syntopia Quartet シントーピア・カルテット Albrecht Maurer - violine, gothic fiddel Claudio Puntin - clarinet, Bassclarinet クラウディオ・プンティン Dieter Manderscheid - bass Klaus Kugel - percussion, soundobjects クラウス・クーゲル のっけから微分音ジャズの薫陶が立ち現れ時折スクラヴィス風味を感じたり、・・・しかしこの視野の直線感、よって立つは論理の整合感はおそらくヨーロッパ的である、ブルーズがないのだ、そして民族音楽というか欧州フォークに連鎖する旋律がふいに風のように訪れる。彼らの演奏する意識はすばらしい。音楽に放つ意識。演奏に放つ分節された意識。音楽の中にいる意識。手のひら。敏感で繊細に手を触れあい。彼らが維持する空気の振動は聴き手を抑圧しない。このstillness。 クラウス・クーゲルのセンスには、ちょっと瞠目させられるものがある。 ・・・merging the concepts of contemporary classical with improvisation and minimal musicという表層的かつわけわからんレビューもある。こんな紹介で誰か聴きたくなるひとがいると思っているのだろうか。おれはこんな道は歩かん。 クラウディオ・プンティン「Ylir」(ECM1749)■はECMレーベルここ十年の屈指の“意識越境盤”であった。
ぼくはこのあたりの「意識の音楽」を前衛ジャズの成れの果てとは言わないまでも、確実に現代性の反映だと聴く。それはジョー・マネリやブノワ・デルベック、ミシェル・ドネダ、ポール・モチアンとも、おざけんとも、奇跡的に確実に地続きなものだ。
Claudio Puntin has solo discs out and has worked with Fred Frith and Chris Cutler in the Science Group.とあるけど、ほんと?
クラウス・クーゲルはケント・カーター■と演ってた! というか、ケント・カーターめっけ!感動の再会。 うおおお。加古隆にくらべて、老いかたの美しさ。かこのやろーいいだけえりーとぜんでかぜをきってぴあのをたたいてたけどよおじだいがかわるとはげをぼうしでかくしててれびのばんそうしておばさまどもにこびうって。
12まいのジャケ、ぜんぶわかるか!いますぐきみにぜんぶどうじにきかせてあげたい。
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